Spalletti Inter CrotoneGetty Images

「インテルの環境は狂気の一歩手前」…絶望のスパレッティが古巣ファンに漏らす

ルチアーノ・スパレッティは、インテルの現状を嘆いている。イタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』が報じている。

スパレッティは昨夏、ローマ監督を退任し、インテルの指揮官に就任した。開幕直後は無敗の快進撃を続けたものの、12月3日のキエーヴォ戦(5-0)以降、2カ月間にわたり勝利から遠ざかっている。一時は順位表で首位に立っていたインテルだが、現在は4位へと順位を落とし、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位ローマとはわずか1ポイント差に迫っている。

不満を募らせた指揮官は、1月21日のローマ戦(1-1)終了後、ミラノへ遠征していたローマサポーター数名に心境を明かしていたことが明らかになった。スパレッティは別れ際に「みんな、悪いことはするなよ」と忠告していたものの、会話はすでに録音されており、白日の下に晒されてしまったようだ。

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インテルについては、「クラブがお金を出したがらず、今の環境は狂気の一歩手前だ。ローマの時のようにね。時々、うつ状態のような環境に感じる」と語り、希望した補強が整わないことに苛立ちを隠せない。またユヴェントス1強の時代が長らく続いたセリエAにおいて、優勝は不可能だと断言。「チャンスはあった? 選手たちに言ったらどうだ? 優勝したい? みんな分かってないな。ここミラノでもみんな分かってないさ。2チーム分(の選手層)を持つユーヴェがいたら、何も勝てやしない!」と嘆いた。

また不和が報じられていたローマ幹部のフランチェスコ・トッティにも言及。「トッティはもう走れなかったんだよ。だから私が彼をプレーさせると、他の選手が意気消沈していたんだ」と述べ、トッティを積極的に起用しなかった理由を明かした。会長のジェームズ・パロッタ氏については、「主力選手を売ろうとしていた」と不満を漏らした。

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