16日のリーガエスパニョーラ第4節で、バルセロナ相手にゴールを決めたヘタフェMF柴崎岳だが、イタリアメディアからも称賛する声が上がっている。
『ユーロスポーツ』はFWリオネル・メッシらバルセロナの名だたるメンバーを抑え、39分に鮮烈な左足ボレーでバルセロナGKアンドレ・テア・シュテーゲンを破った柴崎をMVPに選出した。ヘタフェは1-2で敗れたものの、「日本人選手シバサキが記録した驚くべきゴールのおかげで、少なくとも前半の間、番狂わせをも夢見た」と紹介。「ペナルティエリア付近でボールが落下するのを待つと、ゴール隅に叩き込んだ。ゴラッソだ」と称えた。
また寸評では「ケガで退場したため1時間弱のみのプレーだったが、なんてクオリティだ。特にゴールは1面を飾るようなものだ。残念だが彼にとっては役に立たなかった」として、柴崎のクオリティ、そしてシュートを評価したものの、チームの結果には結びつかなかったと指摘している。なおワースト選手はバルセロナのFWルイス・スアレスとなっている。
■スペイン勢2強からゴールを奪った柴崎
一方、『スカイスポーツ』は2007年、メッシがヘタフェ戦で決めたアルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏を彷彿とさせる5人抜きシュートに言及。「メッシの更なるゴールを期待していたところ、ガク・シバサキの殊勲に拍手することになった」として、柴崎のスーパーゴールを称賛した。
またクラブワールドカップ決勝のレアル・マドリー戦でもドッピエッタ(1試合2得点)を決める大活躍を見せたことにも触れ、「今日、最も美しいゴールを決めたのは日本人選手だった。彼は昨シーズン、スペインのもう1つのビッグクラブ、レアル・マドリーとクラブワールドカップ決勝で対戦し、ドッピエッタを決めたことで、キャリアの転換点となった。だが鹿島アントラーズの元背番号10番は再び敗北し、ピッチを去った」と綴った。
続いて柴崎が輝いた前半を「ガクのエネルギッシュな波」と表現。ゴールシーンについては、「ハーフタイムまであと6分となったところで“シバサキの時間”がやってきた。左足でうっとりするようなボレーでゴール隅にボールを叩き込んだ」と伝えている。
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