磐田・名波浩監督「あの事件がなければ感動的なゲームだった」…ギレルメの暴行を謝罪

ジュビロ磐田の名波浩監督が、試合中にDFギレルメの働いた暴力行為を謝罪した。

「感動的なゲームだった。あの事件がなければ、より気分良く帰れた」

ジュビロ磐田の名波浩監督はそう言って、過密日程の中で高いパフォーマンスを発揮した選手たちをたたえつつも、ゲーム中に起きた一件を嘆いた。

2日に行われた明治安田生命J1リーグ第12節・横浜F・マリノス戦で、磐田のDFギレルメが「事件」を起こした。80分、2枚目のイエローカードで退場処分となったギレルメは、かっとなって横浜FMのMF喜田拓也に対して暴力行為を働いてしまう。

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チームメイトがなだめてピッチサイドへ出るも、怒りの収まらないギレルメは横浜FMのスタッフをも突き飛ばし、磐田のスタッフに囲まれながらピッチをあとにした。

指揮官はそんなギレルメについて、「時に感情のコントロールが難しくなる選手で、それを分かった上で獲得した」と話す。

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「3週間ほど前に家族が来日して、今は一緒に暮らしているので、メンタルコントロールに関してはもう大丈夫だろうと、たかをくくっていた。そこは反省しなければいけない。喜田選手やマリノスのスタッフ、サポーター、関係者の皆さま、試合に関わる全ての皆さまにおわびしたい」

ゲームは3-1で磐田が勝利を収め、勝ち点を18に伸ばして6位に浮上した。試合内容も申し分なかっただけに、この好結果を心から喜べない指揮官の表情は曇っていた。