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なでしこジャパン、北朝鮮女子との第1戦は辛くもドロー…国立での第2戦で勝利ならパリ五輪出場権確保

なでしこジャパン(日本女子代表)は24日、パリ五輪アジア最終予選第1戦で北朝鮮女子代表と中立地のサウジアラビアで対戦し、0-0で引き分けた。

ホーム&アウェー方式で行われる第1戦、池田太監督率いるなでしこジャパンは、熊谷紗希や長谷川唯、南萌華、清水梨紗など海外リーグでプレーする選手らを中心にスタメンを構成した。

立ち上がりにCKから熊谷紗希が際どいヘディングシュートを放った日本は序盤、ボール支配力で上回り、試合の主導権を握る。しかし、26分に決定機を迎えたのは北朝鮮。ミドルレンジからミョン・ユジョンに鋭いミドルシュートを枠に飛ばされるが、これはGK山下杏也加のファインセーブで失点を回避する。

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ハーフタイムにかけて再び攻めた日本は42分、ボックス内の正面で相手DFの中途半端なクリアを拾った田中美南がシュートに持ち込む。DFにディフレクトしてコースが変わったが、GKがうまく足でセーブする好反応を見せたことで先制点とはならず、0-0のまま試合を折り返す。

迎えた後半、日本は立ち上がりこそ攻勢に出たものの、時間の経過につれて北朝鮮に押し込まれる時間が長くなる。フィジカルを活用する北朝鮮にサイド攻撃からチャンスをつくられると、74分にはクロスに合わせたキム・キョンヨンにバー直撃のヘディングシュートを浴びて冷や汗をかく。

その後、一進一退の攻防となった中、なでしこジャパンはゴールを奪えなかったものの無失点のまま試合終了。この後、28日に国立競技場で行われる第2戦で五輪出場権獲得を狙うことになる。

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