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異例の退任撤回! バルセロナがチャビ監督の続投を発表「絶対的な信頼を感じることができた」

バルセロナが25日に会見を行い、チャビ・エルナンデス監督が来季も指揮を執ることを発表した。

2021年11月にロナルド・クーマン監督の後任として古巣バルセロナに帰還したチャビ監督。復帰後最初のフルシーズンとなった2022-23シーズンには、4シーズンぶりのラ・リーガ優勝に導くなど、選手として黄金期を支えたクラブに指揮官としても成功をもたらした。

そんな中、チャビ監督は今年1月に今季限りでの退任を突如発表。それまでチームが波に乗り切れていないことやフロントとの強化方針の兼ね合いなどが理由とも伝えられた中、役職を下りる決断をしていた。

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しかし、バルセロナはチャビ監督の退任発表以降の13試合を10勝3分けで終えるなど、成績が右肩上がりに改善。ジョアン・ラポルタ会長、ラファ・ジュステ副会長、デコSD(スポーツディレクター)と話し合いの場を持ち、2025年まで結ぶバルセロナとの契約をまっとうする考えに心変わりしたようだ。

会見に出席したチャビ監督は残留を決断した理由について、「会長や理事会、選手たちからの絶対的な信頼を感じることができたから考えが変わった。プロジェクトはまだ終わっていない。スタッフや関係者と共に大切なものを作り上げ、このプロジェクトを継続させていく力を感じている。スタジアムを埋め尽くして歓声を送ってくれるファンも重要な役割を果たしている。これらが私が下した決断の大部分を占めている」と語った。

また、ラポルタ会長は「チャビはバルセロナに残留し、このプロジェクトを継続して共に成長できることへの喜びを表明した。バルセロナにとって素晴らしいニュースだ。プロジェクトの成功には安定性がカギとなる。チャビは真のバルセロニスタ。彼の頭の中にはバルサのことがあるんだ」と、指揮官の残留に喜びを示した。

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