Emma Hayes Chelsea Women WSL title 2022-23Getty

チェルシー女子指揮官ヘイズが今季終了後に退任…米国女子代表への就任が濃厚に

チェルシーは、エマ・ヘイズ監督が今シーズンいっぱいで退任することを発表した。

2012年からチェルシーを指揮するヘイズ監督。ここまでの11年余りで、FA女子スーパーリーグ4連覇を含む6度の優勝にチームを導き、その他にも5度の女子FAカップ制覇など、数々のトロフィーをクラブにもたらした。

また、指揮官個人としては2021年にFIFA年間最優秀女子監督賞を受賞したりと、その手腕を高く評価されたヘイズ監督だが、2023-24シーズン終了後にチェルシーの指揮官から退任することが決まった。

以下に続く

クラブは4日、声明の中で「チェルシーFCは本日、数々のトロフィーを獲得したチェルシー女子指揮官のエマ・ヘイズがWSLとクラブフットボールの外で新たなチャンスを追い求めるためにシーズン終了後にクラブから離れることを発表する」と伝えた。

また、共同スポーティングディレクターを務めるローレンス・ステュワート氏とポール・ウィンスタンリー氏はヘイズ監督について「エマは女子フットボールを変えた原動力の1人だった。彼女のチェルシーでの功績は匹敵するものがなく、クラブの歴史の中で永遠に生き続ける。彼女の10年を超える貢献を考慮して、新たな挑戦を目指すのに適切なタイミングであると感じた彼女の道を私たちに阻むことはできない」とコメントした。

なお、イギリス『BBC』などによると、ヘイズ監督の新天地はアメリカ女子代表になることが濃厚。女子ワールドカップ2023でまさかのラウンド16敗退を喫した同国女子チームは、ヴラトコ・アンドノフスキ監督が退任し、現在トゥウィラ・キルゴア氏が暫定的にチームを指揮している。

広告