ブンデスリーガは第31節が行われ、フライブルクはヴォルフスブルクと対戦した。
直近3試合は1勝(1分け1敗)と勝点を伸ばしきれず、6位フランクフルトとは5ポイント差の7位につけるフライブルク。欧州カップ戦出場権争いの中で勝利がほしい一戦で、13位ヴォルフスブルクをホームに迎えた。直近5試合で3ゴール1アシストと好調の堂安律も先発に入っている。
フライブルクは開始5分、ボックス内のこぼれ球に反応した堂安から決定機を迎えたが、グレゴリチュのシュートはバーに直撃。さらに17分、堂安のピンポイントクロスからチャンスを作ったが、相手DFの決死のクリアがポストに当たっている。ヴォルフスブルクは24分、GKの位置を見てピッチ中央付近からロングシュートを狙ったが、枠を外れた。また28分の決定機も決めきれず。前半から激しい攻防が続く。
すると42分、フライブルクが先制に成功。鋭い動くだしでDFラインの背後を取った堂安がボックス内へクロスを送ると、相手DFに当たってゴールイン。日本代表MFがオウンゴールを誘発し、大きなリードを奪った。前半をリードして折り返す。
後半に入ると、フライブルクは52分に堂安がヘッド。その後60分付近からはややオープンな展開となり、両チームにチャンスが訪れる。すると64分、フライブルクはシルディリアが足裏を見せたタックルで一発退場に。10人での戦いを強いられる。
その後はヴォルフスブルクが主導権を握ると、82分についに同点に。ゴール手前で獲得したFKをアーノルドが直接狙うと、見事なシュートがポストを弾いてネットに収まった。試合は振り出しに戻る。
追いつかれたフライブルクだったが、その直後にビッグチャンス。ボックス内へ飛び出したヘーラーが相手GKと接触して倒れると、VARレビューの結果PKを獲得する。しかし、キッカーのシャッライは足をすべらせてシュートは枠外へ。勝ち越しの絶好機を逃した。
そして90分、勢いに乗るヴォルフスブルクが逆転。ラクロワが距離のある位置から思い切って右足を振り抜くと、無回転のボールがネットに突き刺さった。強烈な一撃で、フライブルクは追いかける展開となる。
試合はこのまま終了。フライブルクは堂安が絡んで先制したが、退場者を出した末に1-2で逆転負けを喫した。これで勝ち点40から伸ばせず。一方のヴォルフスブルクは、勝点を34まで伸ばして残留に大きく近づいた。