イタリア代表チームの責任者を務めるジャンルイジ・ブッフォン氏が、自身が思うセリエA最強GKについて明かした。イタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。
ユヴェントスやイタリア代表を中心に、昨シーズンまで長くプレーしたブッフォン氏。10度のセリエA制覇、ドイツ・ワールドカップ優勝を成し遂げるなど、サッカー史上最高のGKの1人として評された。そんな同氏が6日、ジャコモ・ブルガレッリ賞の表彰式に出席した際、ピッチへの復帰の可能性を問われると、自身の考えを明かした。
「現役復帰? それは不可能だ。私のキャリアは終わったとすでに決断を下した。29年間にわたって高いレベルでプレーし、とても楽しめたよ。だから恵まれていたと感じている。私は人生における新たなフェーズに入り、これまでに得た経験を生かして力になれることを願っている」
また、かつて世界最強GKと謳われたブッフォン氏は現在のセリエA最強GKについて、今シーズン、インテルで3年ぶり20回目のリーグ優勝に貢献したGKヤン・ゾマーの名前を挙げた。また古巣ユヴェントスのヴォイチェフ・シュチェスニーにも触れている。
「失点という観点から見ると、ゾマーに言及しないわけにはいかないだろう。多くの人が驚いたようだが、私は違う。私は彼がかなり信頼できるGKであることを知っていた。それからシュチェスニーも非常に良いパフォーマンスを見せたね。イタリア人GKについては、期待できる才能形成の場と貯蔵庫がある。(ジャンルイジ)ドンナルンマより下の世代は、十分にカバーされている」