kamada-lazio-20240412(C)Getty Images

ラツィオと“特殊契約”を結ぶ鎌田大地を巡り…去就の予想合戦「トトカマダが始まった」と伊紙

来シーズンの去就が定まっていないラツィオのMF鎌田大地について、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が26日、特集記事を組んでスポットライトを当てた。

先月イゴール・トゥードルがラツィオ指揮官に就任して以降、セリエA4試合連続で先発するなど出番が急増している鎌田。さらにラツィオとの契約は今季限り、選手側にのみ延長オプションが付帯している特殊な形式であることが伝えられており、来シーズン以降の去就に注目が集まっている。

イタリア紙は「カマダ、ブンデス(リーガ)やプレミア(リーグ)からサイレン」との見出しをつけて注目。ドイツ復帰やプレミアリーグのクリスタル・パレスからの関心が囁かれていることに触れつつ、「将来は彼自身の手にある。ベンチにトゥドールがいるラツィオに残るか、わずか12カ月で環境を変えるのか、決断のための時間は約1カ月だ」と指摘した。

以下に続く

また、ラツィオ側に契約延長オプションの行使権がなく「一方的な契約条項であるため、トトカマダ(トトカルチョと鎌田の造語)が始まった」と綴り、鎌田本人にしか分からない来シーズン以降の去就を巡る予想合戦が行われている現状を伝えた。

同メディアは「(前任の)サッリ指揮下において、退団は既定路線」だったものの、「彼を3-4-2-1のトップ下や中盤で起用する用意のある新指揮官の到来により、突然信頼と居場所が与えられ、シナリオは覆された」と分析。先月までの状況が一変し、今後の予測が難しくなっていることを示唆した。そんな中、「カマダはじっくりと落ち着いてオファーや選択肢を聞き入れ、1カ月ほどでラツィオに答えを出すだろう。多くのうわさ話が流れる中で、トゥドールは自らの声を通じて説得を試みるだろう」との見通しを示した。

広告