なでしこジャパン（日本女子代表）のDF清水梨紗が、決勝アシストを振り返っている。
なでしこは28日、パリ五輪アジア最終予選第2戦でホーム・国立競技場に北朝鮮女子代表を迎えて2-1で勝利。24日に中立地・サウジアラビアで行われた第1戦をスコアレスで終えていたため、2戦1勝1分けとしたなでしこが本大会出場権を獲得した。
試合後のメディア対応に応じた清水は、まず第1戦の開催地とキックオフ時刻が直前まで決まらなかったことを振り返りつつ、無事にパリ五輪へと進めたことを喜んだ。
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「色々なハプニングがあったり、難しい状況の中でのアウェイの一戦を終えてからのこのホームでした。本当にすごく雰囲気も良かったですし、90分で終わらせられて良かったなと思います」
第1戦同様、この試合も北朝鮮の守備に苦しめられる展開となっていたが、26分にFKから高橋はなが先制点を押し込むと、76分には清水が右サイドを突破してクロスを供給し、藤野あおばの得点をアシスト。その5分後に1点を返されたため、結果的に清水の決勝アシストとなった。そのプレーについて、当人は以下のように振り返っている。
「自分がクロスを上げられるとなった時に、中に（長谷川）唯、（清家）貴子、（藤野）あおば、3人とも入ってきてくれていました。そこに入れれば誰かしら触ってくれると思っていたので、ゴールに繋がって良かったと思います」
また、その前の突破の判断については「あんまり考えてはいないですけどリアクションです」と言及し、「上手くかわせたので、割と時間もあって、中を見る時間も作れていました」と回想。この一試合だけでなく将来を分けたかもしれない得点は、直感的な部分も噛み合って生まれていたようだ。
