Carlo Ancelotti Xavi Hernandez Real Madrid BarcelonaGetty

チャビのバルセロナ残留は「正しい決断」…アンチェロッティが持論「私だって何度も心変わりした」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は、バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が今夏の退任を撤回したことについてコメントした。

2021年11月に現役時代を過ごしたバルセロナに指揮官として帰還したチャビ監督。翌シーズンには4年ぶりのラ・リーガ制覇に導いたが、今シーズン前半は苦しい戦いが続き、1月には自らの口で今季限りでの退任を発表していた。

しかし、その後チームはラ・リーガ10試合で8勝2分けと絶好調。第32節のクラシコで敗れる(2-3)までは逆転優勝の可能性も見えてくるなど、見事な戦いを見せていた。そして25日、チャビ監督は3カ月前に下した決断を撤回することを発表。これにより、現行契約の満了を迎える2025年夏までバルセロナを率いることが決まった。

以下に続く

宿敵バルセロナのチャビ監督残留を受け、同日に会見のあったアンチェロッティ監督は「チャビはバルセロナで良い仕事をしてきたと思う。クラブのことをとても良く知っているし、私にとって残留は正しい決断のように思うよ」と話し、自身の考えを続けた。

「(個の発言が契約よりも重要かと問われて)すべてのことが重要だ。物事を進めるのに正しい方法なんてない。心変わりをした人たちのことを尊重しなければならないよ。私はキャリアを通して何度も心変わりしてきたし、まったくもって何も問題ない」

またアンチェロッティ監督は、クラシコでゴールライン上でのきわどい判定があったことを受け、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が「VARのミスが証明されれば再試合をすべき」と語ったことについても反応した。

「彼の発言を読んだが、外部の意見に対して言うことは何もない。誰もが彼が言ったことを目にしたと思うし、私には何も加えるものがない。全員がそれぞれの意見を持つと思う。彼の言葉は風によって運ばれることになるだろう」

広告