Takefusa KuboGetty Images

スペイン大手紙、レアル・マドリーの試合レポートで久保建英を称賛!「マドリーが売却したときよりずっと良い選手だ」「ついにブレイク果たした」

スペインの大手スポーツ紙『アス』によるレアル・マドリーの試合レポートで、MF久保建英が称賛を受けている。

26日のラ・リーガ第33節レアル・ソシエダ対レアル・マドリーは、MFアルダ・ギュレルのゴールによってマドリーが1-0で勝利。この試合で久保は、右サイドからチームの攻撃を牽引。1対1で見せるドリブルの鋭さや中央に寄ってのゲームメイクなどで、随所に存在感を発揮した。また32分には、ペナルティーアーク付近でこぼれ球を拾い、巧みなフェイントでDFエデル・ミリトンをかわして右足でネットを揺らしたが、直前のFWアンデル・バレネチェアのファウルを取られて、ゴールが認められることはなかった。

この試合の久保の存在感は普段レアル・マドリーを扱うメディアや記者たちにとっても印象に残るものだったようだ。マドリーの記事に力を入れている『アス』で、長年にわたり同チームの試合レポートを担当しているルイス・ニエト氏もソシエダで最も目立っていた選手として日本人MFの名を挙げる。

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ニエト氏は『アス』の2〜3ページ目に掲載されるレポートで、2022年夏にマドリーからソシエダに移籍した久保の成長ぶりについて、こう描写した。

「ラ・レアルはクボのサイドから熱心に攻撃を仕掛けた。彼はマドリーが売却した頃よりもずっと良い選手だ」

「マドリーではトップチーム(昇格)のゴールラインを最後まで割ることがなかった。白いクラブは念のために、彼の50%の権利を残しているが(正確にはソシエダが売却した際にその移籍金の50%を得られる権利)、それは彼がブレイクすることを疑い続けたためだった。そして今、彼は実際にブレイクを果たしたのだ」

ただしニエト氏は、久保がブレイクを果たそうとも、現在のレアル・マドリーが彼のことを必要としていないことも強調。「ベルナベウには彼のような役割を務められる選手が十分にいる」とも記している。そのほか『アス』では、ハビエル・シジェス副編集長が試合の分析記事で「久保の1対1での優位性がマドリーを苦しめていた」とも綴っており、久保がいかに目立っていたかがうかがえた。

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