sapporo hiroshima(C)Getty Images

2位・広島、中野就斗弾で追いつき無敗継続も…19位・札幌に逆転できずドロー決着

明治安田J1リーグは20日に第9節が行われ、北海道コンサドーレ札幌とサンフレッチェ広島が対戦した。

開幕から1勝2分け5敗で19位と苦しい戦いが続く札幌と、無敗(4勝4分け)を維持して2位と好発進を切った広島。対象的な状況の両チームが、札幌ドームで激突した。札幌では古巣対戦となる浅野雄也らが先発、広島では6ゴールを奪う大橋祐紀らがスタメンに名を連ねている。

試合は立ち上がりからアウェイに乗り込んだ広島が攻勢を仕掛け、立て続けにシュートチャンスを作っていく。しかし、先制したのは札幌だった。10分にボールを奪ってショートカウンターを発動すると、ゴール前でボールを受けたスパチョークが右足を振り抜く。すると相手DFに当たってコースが変わり、ネットに吸い込まれた。やや苦しい時間が続いたホームチームだが、良い時間にリードを奪う。

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リードを許した広島だが、序盤と変わらずボールを保持しながらチャンスを伺う。22分には川村拓夢が際どいシュートを放つなど、人数をかけながらボックス内に侵入。26分にも速攻から加藤陸次樹がビッグチャンスを迎えたが、GK菅野孝憲の立て続けのファインセーブに阻まれた。すると前半終了間際、川村拓夢が脇腹を痛めてプレー続行不可能に。小原基樹との交代を強いられた。1点ビハインドのまま前半を折り返す。

後半頭から両チームともに選手を交代。札幌は近藤友喜に代えて小林祐希、広島は新井直人に代えて越道草太を投入した。

すると50分、広島が同点に追いつく。CKのこぼれを拾ってチャンスを作ると、大橋祐紀が落としたボールをボックス外から中野就斗がダイレクトで鋭いシュートを流し込んだ。試合は後半の早い時間に振り出しへ戻る。勢いに乗る広島は54分、松本泰志がポスト直撃のシュートを放った。

その後も広島が主導権を握り、75分には大橋祐紀の突破から決定機。一方の札幌も77分、菅大輝がボックス内に侵入してシュートを放った。逆転を目指す広島は84分、満田誠に代えて17歳FW井上愛簾を投入。新星アタッカーにゴールを託した。

しかし、その後は両チームにゴールが生まれず。試合は1-1のドロー決着となった。この結果、札幌は今季3度目のドローで勝ち点6に。。シュート22本を放った広島は、無敗を継続したものの1ポイントの獲得にとどまり、勝ち点17となっている。

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