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死闘を戦い抜いた主将・藤田譲瑠チマ「アウェイの空気感に飲まれそうに…」「第一関門をクリアしただけ」

U-23日本代表の藤田譲瑠チマが、フラッシュインタビューに応対した。

日本はパリ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23アジアカップ カタール準々決勝でカタールと対戦。負ければパリ五輪への出場権が消滅する一戦で、日本は開始2分に山田楓喜のゴールで幸先よく先制。その後、カタールに追いつかれたものの、相手守護神が危険なプレーを犯し、一発退場に。しかし、数的優位となった日本は、後半にカタールに逆転ゴールを許す。それでも木村誠二が同点ゴールを奪い、延長戦にもつれこむと、細谷、内野航太郎がゴールを決めて4-2で勝利した。

120分間をフル出場で戦い抜いた主将は「最初の(山田)楓喜のゴールで先制して、そこから逆転されたときはやはりアウェイの空気感に飲まれそうになりましたけど、またチームとして話し合いながら、自分たちにもチャンスがあるから焦れずに行こうということで、自分たちの強みであるセットプレーから得点できて、逆転もできたので素晴らしい流れだったと思います」と試合を振り返った。

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数的優位となった中、カタールの粘り強い守備に苦戦。その中で藤田は、「まずは焦れずに相手を動かすことから始めようという考えがありました。その中で相手が疲れてきたら、スペースが空くと思っていたので、そういったところを意識しながらプレーしていました」と明かした。

準決勝進出を決めた日本は、パリ五輪出場へ王手。本大会への切符とファイナル進出をかけて、29日の準決勝ではU-23イラク代表vsU-23ベトナム代表の勝者と激突する。

その一戦に向けて、「まずは第一関門をクリアしただけなので、満足していないですし、自分たちの最低限の目標であるパリ五輪出場権獲得、アジアカップ優勝が近くにあるので、チームとしてまた良い準備して次の試合に向けて頑張っていきたい」と次戦への意気込みを語った。

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