20240419 Vitesse(C)Getty Images

本田圭佑ら所属したフィテッセが勝ち点18剥奪処分…残り4節で勝ち点-1となり35年ぶりの降格決定

フィテッセがエールディヴィジから降格することが決定した。

これまでに元日本代表の本田圭佑氏や安田理大氏、太田宏介氏、ハーフナー・マイク氏が在籍したフィテッセ。過去にはKNVBカップ制覇を誇り、3シーズン前にはエールディヴィジ4位フィニッシュを果たすなど、オランダの名門クラブの1つとして長年エールディヴィジに在籍してきた。

しかし今シーズン、ここまで4勝どまりと勝ち点17の最下位に沈んでいたフィテッセは、19日にオランダサッカー協会から勝ち点18剥奪の処分を受けることが決定。この結果、残り4試合を残して勝ち点-1となり、降格することが決まった。なお、同クラブにとって降格は1989年のエールディヴィジ昇格以降初めてのこととなる。

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なお、フィテッセが勝ち点18を剥奪された理由としては、元チェルシーオーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏とクラブの間で明白な財政面でのつながりがあったことがイギリス『ガーディアン』などのメディアの報道により明らかに。同メディアは、ロシア軍のウクライナ侵攻のより制裁の対象になっていたロシア人実業家アブラモヴィッチ氏が水面下で1億ドル以上をクラブに出資したと伝えていた。

これを受け、調査を行ったオランダサッカー協会は19日に「極めて深刻で重大な違反」のあったフィテッセがライセンス規則の条件を満たすことができなかったと発表し、記録的な処分を科すことになった。

処分を受けたフィテッセは、オランダサッカー協会からの勝ち点剥奪処分に対して異議申し立てを行わず、降格を受け入れることを発表している。

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