20240212 WSL Miyazawa Hasegawa Takarada(C)Getty Images

日本人女子選手の活躍を英『BBC』が特集!長谷川唯や長野風花らの躍動に「英リーグのクオリティを上げる」「アジア市場はさらに魅力的に」

イギリス『BBC』は、FA女子スーパーリーグ(WSL)で活躍するアジア人選手について特集を組んだ。

今シーズン、FA女子スーパーリーグでは複数の日本人選手が活躍中。マンチェスター・シティの長谷川唯やマンチェスター・ユナイテッドの宮澤ひなた、リヴァプールの長野風花、ウェストハム・ユナイテッドの植木理子、清水梨紗、林穂之香、レスター・シティの宝田沙織、籾木結花がプレーしている。

日本女子代表、なでしこジャパンが昨夏の女子ワールドカップで躍動する中、日本人選手をはじめとしたアジア人選手が現在女子フットボールへの注目が高まるイングランドの地で活躍することを受け、『BBC』では特集を組み、その中でアジア市場に目を向ける各クラブの動向を説明した。

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イングランドのWSLでは現在、スカウティングへの投資や世界中での放映の充実、さらに移籍市場での競争が大きくなることから、各クラブはさらなるタレントを探しにさらに遠くへ目を向け始めており、「WSLのクオリティを上げる複数の1月の新戦力により、アジア市場はさらに魅力的になっている」模様。続けて、長谷川がプレーするマンチェスター・Cのギャレス・テイラー監督のコメントを紹介した。

「さらに多くの日本人選手をこれから目にすることになると思うし、その理由がわかるはずだ。彼女たちはとても規律があり、指導しやすく、彼女たちのインテンシティのレベルは良く、試合の理解力もとても、とても高い。もちろん、すべての選手にそれぞれの違いはある。ユイは我々にとても多くのものを与えている。彼女はかなりインテリジェンスの高い選手だ。彼女の試合を読む能力は誰にも負けない。彼女は素晴らしい才能だと思う」

また、長野の所属するリヴァプールのマット・ベアード監督は「フウカは試合をとてもよく読んでいる。彼女はただただ素晴らしい選手だ。日本チームのプレースタイルを見てもらえばわかるが、戦術面で彼女たちはとてもクレバーで、技術面でもとても良い。日本がプレーする独自のフットボールにより、WSLは今、ディフェンスからプレーするようになっているし、これは我々の助けになっている」と言及。

日本人3選手がプレーするウェストハムのレハン・スキナー監督は「イギリスにより来やすくなったことは間違いなくこのリーグでプレーする日本人選手の数が増えている理由。戦術面で素晴らしく技術面で才能のある選手を誰が必要としない?彼女たちは私たちのチームにとても大きな価値を加えている」と植木、清水、林のチームへのインパクトを説明した。

さらに、今冬に宝田と籾木の日本人2選手を獲得したレスターのウィリー・カーク監督は、両選手を見つけ出した当時を振り返り、進化するスカウティング技術が両選手の発掘につながったとコメントした。

「我々は必ずしもアジア選手を探しておらず、トップクラスの6番を探していて、そしてタカラダを見つけた。我々はリンシェーピングで彼女を6カ月間見ていて、彼女のことをとても気に入っていた。夏に彼女を獲得しようとするも合意できなかったが、彼女と事前契約を結んだ。彼女はチャンピオンズリーグのアーセナル戦でファンタスティックなプレーをしたと思った。タカラダを見ている中で、モミキを見つけた。我々は逃すには良過ぎるチャンスだと思った。彼女たち2人はとても素晴らしい才能のある選手だ」

「動画から我々が得られる情報に関して、スカウティングの資源は劇的に増えている。それに、我々にはとても素晴らしい2名のアナリストもいる。このことは間違いなく選手たちを見つけ出す上で助けになっている」

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