suzuki-yuito(C)Getty Images

デンマークで躍進の鈴木唯人にシュトゥットガルトが関心か…今夏日本ツアー開催のクラブにとって“完璧なプロフィール”と独誌

シュトゥットガルトはデンマークのブレンビーに所属する22歳FW鈴木唯人に興味を示しているようだ。ドイツ誌『キッカー』によると、日本代表DF伊藤洋輝らがプレーするブンデスリーガクラブはU-23日本代表の視察を目的に先日の試合にスカウトを派遣したという。

トップチームには伊藤や原口元気、セカンドチームにはチェイス・アンリや花城琳斗が所属するシュトゥットガルト。現在勝ち点67で現在3位につけ、すでに来季チャンピオンズリーグ出場権を確保しているチームだが、エースのセルー・ギラシやデニズ・ウンダフ、クリス・フューリヒら攻撃陣の今夏以降の去就は不透明となっている。クラブは複数の新戦力を加えなければならない状況に備えて幅広くマーケットを視察しているという。

そして、新戦力候補の1人は昨夏にブレンビーに加入してから公式戦28試合で10ゴールを記録中の鈴木の模様。『キッカー』によると、シュトゥットガルトは5日の優勝プレーオフ第6節ミッティランにスカウトを送り込み、ブレンビーは2-3でこそ敗れたものの、視察対象のアタッカーは好印象を残したという。

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鈴木を右ウインガーやトップ下、センターFWとしてもプレーできる選手として紹介する同誌は「スズキは放り出しものではないだろう」とも言及。ブレンビーは2027年までの契約を締結した同選手に対する移籍金として1500万~2000万ユーロ(約25億~33億2000万円)を求めると伝え、「一見非現実的で大げさに見える」とも指摘した。

それでも記者は買い取りオプション付きのレンタル移籍など様々な形の取り引きが考えられるとした上で、「いずれにせよスズキは今夏のプレシーズンで日出ずる国をツアーするシュワーベン(シュトゥットガルトが所在する地方)の人たちが狙うプレーヤープロフィールに完璧に当てはまる」と見るようだ。首位ブレンビーが2位FCコペンハーゲンをホームに迎える次節にも「おそらくまたスズキに興味を持つクラブ関係者たちを数多く迎えるだろう。その中にもまたVfBの関係者がいるかもしれない」と伝え、記事を締めくくっている。

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