Champions League underdogs split Getty Images

今年は大躍進の年!ジローナやブレストなど、ヨーロッパの小規模チームがCLの舞台へ?

チャンピオンズリーグの新フォーマットについて、最も多くの人に不評なことのひとつが、今まで以上に出場チームが予想しやすくなり、ヨーロッパの金満チームが優位であり続けるだろうということだ。そうした冷笑も一理ある。

確かに、新たな「スイス・モデル」は、ビッグクラブに与えられるセーフティ・ネットが増えることになりそうだ。来シーズンのグルーブステージでは8試合を戦うことになるが、どこかで取りこぼしても24位内に入ればプレーオフに進出し、決勝トーナメントに勝ち上がれる可能性がある。

そうは言っても、ビッグクラブが新しいフォーマットですべてを思いどおりにやれるわけではない。前シーズンの成績に基づいたシード枠をいくつか用意しておくという計画は大反発を招いて撤回された。以前に提案されたスーパーリーグとは違い、すべてのクラブが各年の大会出場権を「獲得」しなければならないのである――たとえ予選のやり方が完璧とは程遠いものであったとしても。

実は今シーズン、多くのトップクラブが地獄を見ているという不都合な真実がある。ヨーロッパ全土で、これまで弱小とされていたチームが躍進しているのだ。多くの新興チームが、自分たちよりもはるかに由緒あるチームを打ち破り、チャンピオンズリーグ出場権を獲得しそうなのである。

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