Savio Man City GFXGetty

ジローナの若武者サヴィオはマン・Cに行くべきなのか? ベンチを温めるよりラ・リーガを切り裂く存在に

昨年、サヴィオはマンチェスター・シティでプレーしたいと明言した。

「僕の目標はマンチェスター・Cでプレーすることだ。プロ契約した時からずっと、僕の目標はマンチェスター・Cに入ることだと思っていて、そのために一生懸命やってきた」と、8月にブラジルの『PLブラジル』で語ったのだ。

これまでの彼の活躍は、この夢を叶えるのに十分なようにみえる。まさかのラ・リーガ優勝に手が届きそうなジローナで大活躍しているサヴィオは、プレミアリーグのディフェンディング・チャンピオンとの契約に合意したことが伝えられている。契約の詳細はまだ明らかになっていないが、来シーズンはジローナにレンタル移籍で戻される可能性がありそうだ。だが、彼の目標がペップ・グアルディオラ監督を感心させるチャンスを得ることであり、プレミアリーグで才能を発揮することであったなら、サヴィオは今まさにそれを十分に実行できる立場にいる。

彼がチャンスをつかんだところで誰も悪くは言えない。サヴィオは大きな野心をもった若者であり、マンチェスター・Cは誰にとっても魅力的な未来のあるチームだ。

それでも、サヴィオがいるべき場所について、もっとよいアドバイスがあってしかるべきだ。サヴィオはとてつもない才能を持った19歳で、今シーズンだけでなく、今後もずっとラ・リーガの強豪となるべきチームの、剃刀のように鋭いキレをもった選手なのだ。ジローナはこれまで、どちらかと言えばバルセロナの北側で目立たない存在であったが、サヴィオならそこにいてもスターになれる。それに対してマンチェスター・Cは、彼の成長を妨げるだけでなく、彼のキャリアを閉ざしてしまいかねない。サッカー選手あこがれのチームではあるが、早すぎる加入は将来性豊かな選手を無価値な選手にしてしまうかもしれない。

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