8月20日、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はケナン・ユルディズをユヴェントスでデビューさせた。スタディオ・フリウーリでのセリエAのウディネーゼ戦、残り5分のところで18歳をピッチに送りこんだのだ。試合後の記者会見で、ユルディズのプレーぶりをどう思ったか尋ねられた、不愛想で名高いトスカーナ出身監督はこう答えた。
「彼は髪の毛をきちんと切らないといけない。100回も髪を触っていた。明日、散髪に行かなければならない。話はそれからだ」
ユルディズは本当にその翌日床屋へ行き、監督にメッセージを送った。
「監督、何よりもサッカーが第一です。だから、監督が言ったことすべてを僕はやります。だって、あなたは監督なのだから!」。
アッレグリ監督は大感激してこう言った。
「なんて素直で賢いんだ」
実際、トリノ中の人々がこのトルコ国籍を有する10代選手はサッカーがうまいだけでなく賢いと感じ、地に足をつけて頑張っていけば、正真正銘のスーパースターになれると思っている。
以下に続く