Andre Onana Man Utd GFXGOAL

アンドレ・オナナを笑うものはもういない。批判の声を黙らせた守護神はマンチェスター・Uのキーマンに

先週末、マンチェスター・ユナイテッドは名誉とは言えない記録を達成したが、それは少なくともあるひとりの人物が好調であることを示すものであった。2対0で辛勝したエヴァートン戦で、エリック・テン・ハーグ監督のチームは23本もシュートを打たれたにもかかわらず、無失点に抑え、2010年以降のプレミアリーグにおける無失点での最多被シュート数記録を樹立したのである。

この数字は、テン・ハーグ監督がチーム全体や穴だらけの中盤を統括する能力に優れていることを示すものではない。トフィーズの枠内シュート6本をセーブしたアンドレ・オナナの優秀さを示すものである。というのも、マンチェスター・Uには別の心配な数字があるのだ。プレミアリーグの過去6試合のうち5試合で20本以上のシュートを打たれているのである。しかしながら、それらの試合において、失点はわずかに5点のみ、2試合は無失点で抑えている。これもまたオナナのおかげと言えよう。

シーズン当初のチーム成績の悪さ、とくにチャンピオンズリーグ敗退が批判されるのは当然だが、その後カメルーン代表オナナの評価は一変した。以前はマンチェスター・Uの苦境の戦犯のひとりと言われていたが、今やオナナはチームの救世主である。時間はかかった。しかし、今やっとオナナは本領を発揮し、胸を張ってゴール前に立っている。

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