Jordan Henderson 16-9 HICGOAL

ヘンダーソンのサウジ・プロリーグでの悪夢は自業自得。6カ月での再移籍には疑問符も

昨年の夏、ジョーダン・ヘンダーソンのアル・イテファク加入が発表された時、イテファクは大枚をはたいてビデオ・パッケージを制作した。リヴァプールのキャプテンだった頃ヘンダーソンがつけていたLBGTQ+コミュニティとの連帯を示して虹色のキャプテンマークにはぼかしを入れたものの、サウジ・プロリーグは大物との契約を大々的に宣言したのである。「勇気をもって新しい挑戦へと走りだす選手。イテファクのDNAを完璧に具現化する選手」だと。

加入からわずか6カ月、ヘンダーソンがクラブを去ろうとしているとのニュースが流れた今では、あの時の言葉は皮肉以外の何ものでもない。もっとも、ヘンダーソンを批判する人々にとって皮肉という言葉は特に美味かもしれない。7月、「ワクワクするプロジェクト」と契約したヘンダーソンには多くの批判が集まっていた。

あれ以降、ヘンダーソンは次々にインタビューを受け、自身の決意について情熱的かつ大っぴらに弁護してきた。しかしながら、彼の中東での生活は早くも終わりに向かっているようである。加入を決意した理由について、否定的な結論を出さざるを得ない状況だ。

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