アトレティコ・マドリーのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOが、FWアントワーヌ・グリーズマンをめぐるバルセロナの対応に怒りをあらわにしている。
アトレティコのエースとして、ディエゴ・シメオネ監督にとって欠かせない選手となったグリーズマン。だが2022年まで契約を残す同選手を、バルセロナが狙っているとみられている。バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は昨年10月にグリーズマンの代理人と接触していたようだ。
ヒル・マリンCEOはクラブ公式サイトで「我々はバルセロナの姿勢にうんざりしている。あるクラブの会長、幹部、選手が他クラブと契約を残す選手について話している。その選手は欧州カップ戦の決勝を控えている。これはアトレティコ・マドリー、そのファンへの敬意の欠如だ」と述べ、次のように続けた。
「アトレティコ・マドリーの態度は明確だ。それは、これまでも公の場で示してきた。我々は一度もグリーズマンの移籍に関する交渉を行っていない。その意思はまったくない。数か月前、私はバルセロナの会長に選手を売るつもりはないと伝えた。そうすることで、彼らの振る舞いは不適切だと示した」
「アトレティコはシーズンを通じてバルセロナと優勝を争った。彼らは継続的に我々の傑出した選手にプレッシャーをかけた。また、私は今シーズンにその選手が契約解除金の支払いにより退団する場合、プレッシャーをかけ続けたバルセロナに賠償金を要求することも伝えていた」
ヒル・マリンCEOはグリーズマンの売却を完全に否定している。
「もういいだろう。この声明が、アトレティコスが今を楽しむために、そして決勝に向けた準備に役立つよう願っている」
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