RB Leipzig Ralf Rangnick 27082017Getty Images

「ハダースフィールドとバイエルンの放映権料は同額」ライプツィヒSD、プレミアとの差に言及

RBライプツィヒのラルフ・ラングニックSD(スポーツディレクター)曰く、ブンデスリーガとプレミアリーグとの差は広まる一方だという。ドイツ誌『キッカー』のインタビューでリーグ間の力関係について語った。

ラングニックSDは1部に昇格した昨シーズンを2位に終え、今シーズンも第22節消化時点で2位につけるライプツィヒのチーム作りにおける中心的人物。しかし、そんなライプツィヒも主力選手の慰留に失敗し、ギニア代表MFナビ・ケイタをリヴァプールへと失うことになった。

ブンデスリーガではそのほか今冬にはボルシア・ドルトムントがエースだったガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンもアーセナルに渡っている。「ブンデスリーガはプレミアリーグに取り残されていくことは仕方ないのだろうか」と問われたラングニックSDは次のように返答した。

以下に続く

「この流れには原因があり、短時間では何も変わらないだろう。しかもイギリスからの情報によると、2019年からのテレビとの新たな契約は今までの(放映権料)を大きく超える規模だと聞いている。今ですらハダースフィールドがバイエルン・ミュンヘンと同額の放映権料をもらっているから、それが何を意味するのか誰もが想像がつくだろう」

「それに、プレミアリーグには3年前まで(ジョゼ・)モウリーニョと(アーセン・)ヴェンゲルを除いて外国人のトップクラスの監督がいなかった。今はトップ6のチームすべてがそのような監督を有し、この側面においてもプレーヤーにとっての魅力が増している。そして、その監督たちは優れた選手がどこにいるのか突き止めている」

ブンデスリーガとの差についてはこのように続けている。

「プレミアリーグに何とかついていけるドイツのクラブはバイエルンのみ。予算において2位につけるドルトムントは現在、最も多くのトッププレーヤーを失い、ドイツでこの流れにより一番ダメージを受けているクラブだ。それが多くを物語っているだろう」

この状況への対策は考えられないという。

「今のところ、ブンデスリーガとプレミアリーグの差を埋めるための具体的なアプローチは見えない。テレビ放映権の契約により得られる金額が大幅に増加、“50+1ルール”(プロクラブにおいて投資企業の投票権を50%以下に制限する制度)の改善または調整がない限り、変化を見込めないだろう。このまま何も変わらなかったら、差はどんどん広まる一方だ」

▶プレミアリーグを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう。

広告