インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが、9日付のイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じてアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの去就について言及した。
アントニオ・コンテ率いるインテルにおいて、ベルギー代表FWロメル・ルカクとのコンビで躍動したラウタロ。3月のリーグ中断までに公式戦31試合に出場、16ゴール4アシストを記録した22歳の逸材には、今夏の移籍市場に向けてバルセロナから熱視線が注がれているとされる。そんな中、インテルのマロッタCEOがラウタロの去就について言及。今夏の残留を望みつつ、選手と話し合いを行っていくことを明かした。
「彼がバルセロナ移籍を望んでいる?彼とは話し合いをしていく。このようなチャンスは今後、より準備が整った後でも訪れるはずだということを彼には理解してもらわなければならない。今は待ち、インテルで成長を続けるべきだ」
「現段階で彼の将来について発言するのは難しい。ただ彼に伝えたいことは、『今に集中するべき』だということ。これからリーグが再開する中で達成するべき目標もある。選手は主役となり、満足のいくシーズンを送れるはずだ」
「経営陣としては、ラウタロを売却する意思はない。彼は若く将来性がある。コンテにとっても重要なメンバーの1人だ。ただ確かに契約解除条項がある。バルセロナが何を考えているのかは分からない。もしかしたら別のプランがあるのかもしれない。私としては、バルセロナが契約解除金を支払わないことを望む。万が一、ラウタロが退団するならば、インテルは別のトッププレーヤーを獲得することになる」
■インテルの今夏の補強は?
インテルの補強候補には、パリ・サンジェルマン(PSG)のFWエディンソン・カバーニやブレシアの20歳MFサンドロ・トナーリ、フィオレンティーナのFWフェデリコ・キエーザの名が挙げられている。
「カバーニは、契約切れの選手であるため、モニタリングしているが、現段階でインテル加入は遠い。キエーザ?フィオレンティーナの要求する金額は高額で7000万ユーロ(約85億円)を超える。このため交渉を開始していない。トナーリの方が手ごろな金額であり、より良い形で取引できるはず。彼はこれからも成長する選手だ」
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