バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、チャンピオンズリーグ(CL)のフォーマット変更に賛成の考えを示した。
欧州のビッグクラブがコントロールする欧州クラブ協会(ECA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は、2024年以降の欧州カップ戦フォーマット変更の草稿案について話し合っているとみられる。その背景にはチャンピオンズリーグのグループリーグにおけるクラブ間格差が増大しており、ECA、UEFA、また各国映像会社にとって収入が思うように伸びていない現状があるという。このために競争力を向上でき、視聴者数の増加を見込めるフォーマットをつくる方針が固まりつつあるようだ。
ECA側、もっと言えばそれを牛耳るビッグクラブ連合は、すでに新たなフォーマットについて、いくつかの要望を抱えている模様だ。それはチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、また2021年に開幕予定のヨーロッパリーグ2(仮称)のような形でカテゴリー分けされた3ディジョン制で、各ディビジョンには16~18クラブが所属し、昇格・降格もあり。そして各国リーグと揉めること必至だが、注目を集めるためにも従来のようなミッドウィークではなく、週末開催を求めているとされる。
そしてイギリス『ガーディアン』とのインタビューに応じたバルトメウ会長は、そのようなフォーマット変更がポジティブなものであることを強調している。
「CLは素晴らしいものだ。なぜ、この大会を変えていくのかって? より良いものになるからだよ。今は未来のベースについて話し合っている段階だ。そうなればリーグ戦、CL、クラブ・ワールドカップにも大きな変化が生じることになるだろう」
「ファンは欧州を舞台とした試合をもっと求めている。2024年から施行される新たなフォーマットは、それを許容することになるだろうね」
バルトメウ会長はまた、現状のCLではビッグマッチの数があまりにも少ないとの見解を示した。
「今季であれば、マンチェスター・ユナイテッドは11年ぶりにここバルセロナでプレーした。リヴァプールは2006年以来だね。こんなにも多くの試合をこなしているにもかかわらず、リヴァプールやユナイテッドとの対戦数がこれだけ少ないなど、あり得ないことだよ」
「しかし、私たちは閉じたリーグやスーパーリーグについて話しているわけではない。これは改革ではなく、大会をより魅力的とするための進化なんだ」
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です
