元リベリア代表のジョージ・ウェア氏が、リベリア共和国の大統領選挙で勝利したと、28日に同国の選挙管理委員会が発表した。
イギリス『BBC』など、複数のヨーロッパメディアが報じたところによると、26日に行われた決選投票の結果として、すでに98.1%の開票率でウェア氏は61.5%の得票率を得ているという。
1966年生まれ、現在51歳のウェア氏は現役時代にモナコ、パリ・サンジェルマン、ミラン、チェルシーなどでプレー。1995年にはアフリカ出身選手として初となる、FIFA最優秀選手とバロン・ドールを受賞し、“リベリアの怪人”という愛称で親しまれた。2003年に選手としてのキャリアを終えている。
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ウェア氏は2005年にリベリアの大統領選挙にも立候補したが、エレン・ジョンソン・サーリフ氏に最終決戦投票で敗れたことも。2017年の大統領選挙では、今年10月に行われた第1回目の投票を通過して決戦投票へ進み、12月26日に行われた決選投票ではジョセフ・ボアカイ氏を大きく上回る得票数を得たという。なお、ボアカイ氏は2006年からのサーリフ政権で副大統領を務めた有力者だった。
リベリア共和国の大統領にウェア氏が正式就任となれば、12年越しの悲願達成となる。