24日のラ・リーガ第31節、アルフレド・ディ・ステファノでのレアル・マドリー対マジョルカは2-0でレアル・マドリーの勝利に終わった。日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たしている。
レアル・マドリーからのレンタルでマジョルカにプレーする久保建英が、レアル・マドリーのBチーム、カスティージャでプレーした経験があるディ・ステファノに戻ってきた。スペイン『アス』紙が同日の1面で某フットボール漫画風タッチのイラストで久保を取り上げるなど、日本人MFは現地メディアにもこの試合の主役の一人として扱われていたが、もちろん試合の主導権を握ったのは彼の本来の所属先、レアル・マドリーだった。
2ボランチにバルベルデ&モドリッチ(カセミロは累積警告で出場停止)、トップ下にアザール、前線に右からベイル、ベンゼマ、ヴィニシウスと多くのアタッカーを揃えたレアル・マドリーは、その強靭なフィジカルと極上のテクニックでマジョルカの守備陣を切り崩していく。5-3-2のシステムを敷くマジョルカも時折、2トップの一角の久保を中心とした攻めでレアル・マドリーのゴールに近づいた決定機を生み出すには至らず、先制点を決めたのはやはりホームチームの方だった。
19分、カルバハルがマジョルカの速攻を阻止して、こぼれ球を拾ったバルベルベが前線へフィード。これを受けたモドリッチがタメをつくってからペナルティーエリア内左にスルーパスを送ると、勢いよく飛び込んできたヴィニシウスが角度のないところから絶妙なループシュートでネットを揺らしている。
その後もレアル・マドリーは、体に厚みのあるテクニシャンたちの抜群なパスワークとプレスで優勢に試合を進めていく。対してマジョルカの久保はというと、絶妙なポジショニングでライン間で素早く前を向いてボールを持ち込んだり、ワン・ツーを狙ったりと意図したプレーでもってレアル・マドリーを切り崩そうと試みたが、やはり相手が相手で決定機を生み出すことはできず。試合はレアル・マドリーの1点リードで折り返しを迎えた。
後半、レアル・マドリーは56分に追加点を獲得。ペナルティーエリア手前左からのフリーキック、キッカーのセルヒオ・ラモスが右足を振り抜くと、見事なカーブのかかったボールがマジョルカの壁を越えた後に急降下し、そのまま枠の左隅に収まっている。S・ラモスはこれが今季リーガ8点目。ジダン監督は直後にアザールとの交代でクロースを投入した。
2点差とされたマジョルカは、食い下がろうと反撃。62分には、ペナルティーエリア手前右でボールを持った久保がセルヒオ・ラモス、メンディをかわしてエリア内に入り込み、右足でシュートを放ったものの、これは惜しくもサイドネットを揺らすのみに終わった。
ジダン監督は71分にベイル、モドリッチを下げてアセンシオ、イスコをピッチに立たせ、さらに83分にはヴィニシウス、ベンゼマをブライム、マリアーに代える。対してビセンテ・モレノ監督は83分にこちらも最後の交代カードを切り、超新星アタッカーとして話題のルカ・ロメロを投入。メキシコ出身、U-15アルゼンチン代表のルカ・ロメロは15歳7カ月6日と、リーガ1部最年少デビュー記録を更新している。
試合終盤、久保は精力的なプレーを見せ続けたがバルベルデやクロースのファウルなどにも阻まれて、結局マジョルカがゴールを奪うことはかなわず。レアル・マドリーがその力量差をまざまざと見せつけながら勝利を飾っている。ラ・リーガ再開後4戦全勝のレアル・マドリーは、前日にアスレティック・ビルバオに勝利したバルセロナと勝ち点68で並び、当該対決の成績により今節も首位をキープ。ラ・リーガ再開後の成績が1分け3敗のマジョルカは勝ち点26で降格圏18位に位置している。
■試合結果
レアル・マドリー 2-0 マジョルカ
■得点者
レアル・マドリー:ヴィニシウス(19分)、セルヒオ・ラモス(56分)
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