2018-05-06-fcgifu-Ohki_Takeshi(C) J.LEAGUE

今季ホーム初勝利の岐阜・大木武監督、ファンの歓声に喜びも「まだ何も始まっていない」

「何がうれしいって、スタジアムがみんな喜んでいるじゃないですか。それが一番うれしかったですね」

今季初めてホームのサポーターに白星をプレゼントしたFC岐阜の大木武監督は、「選手、サポーターの皆さん、FC岐阜に関わる皆さん、本当におめでとうございます」とねぎらいの言葉を口にした。

6日に行われた明治安田生命J2リーグ第13節・松本山雅FC戦は2-0で岐阜が勝ち、今季初の連勝。順位を1つ上げて16位としたが、指揮官は「まだ13試合終わっただけです。何も始まっていないし、1位になっているわけでも何でもない」と気を引き締める。

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66分に飛び出したFW古橋亨梧のゴールは、高い位置でプレスを掛けていたことが奏功し、相手のトラップミスを奪って流し込んだ先制劇だった。このプレーを採点するよう求められた監督は「20点ぐらいかな……ウソです」と笑わせる。

「彼はよくやったと思います。しかし、亨梧だけではない」と、得点を挙げた選手だけにフォーカスすることを拒んだ。続けて「勝てば全てが良くて負ければ全てが悪い、ということはない」と話し、試合の勝ち負けと内容の良しあしを混同せず、冷静に見極めることの必要性を説いた。

就任2年目の指揮官は、「岐阜(の特長)はボールをつなぐだけじゃない。切り替えの速さとか、ほかのチームを上回っている部分がある」と、チーム作りに自信を見せる。「この先が本当の勝負」と語るように、岐阜の快進撃はもう始まっているのかもしれない。

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