V・ファーレン長崎は7日、新体制発表会見を実施。手倉森誠新監督が新シーズンへ向けて決意を示した。
昨季怒涛の後半戦13試合無敗でJ1初昇格を決めた長崎。満を持して臨んだJ1の舞台だったが、8勝6分20敗の最下位で1年でのJ2降格が決定した。クラブは高木琢也監督の退任を発表し、新監督としてリオ五輪で指揮官を務め、ロシアW杯ではコーチとして西野朗監督に従事した手倉森誠氏を招へいした。
手倉森新監督は「こういう形式での記者会見、2016年のリオ五輪敗戦が決まった以来ですね。こうやって会見をするといよいよ監督をやるんだなっていう気持ちになっています」と引き締まった表情で会見に臨んだ。それでも「会場の雰囲気も“固い”ですけど、自分のこれからの“固い”決意を話させてもらえればなと思います」といつもの手倉森節も披露した。
「長崎はなんなのか。長崎の“長い先”の話のビジョンを聞いたときに、壮大なプロジェクトだなと」考え、「日本を代表するクラブ、日本一のクラブにするんだということを聞けば、つい先日まで代表活動をしていた私としてはやるしかないだろうなと思ったし、俺の出番だなと」決意したという。
そのビジョンを実現するためには、1年でのJ1復帰が至上命題になると話す。
「J2降格して悔しい思いをしましたけど、すかさずJ1に上がらなければいけないだろうと。そこに関しては自信があるし、俺の出番だなと。それが(監督就任を)決めた理由でもあります」
「僕はJリーグの監督のなかで全カテゴリを経験しています。社会人リーグ、地域リーグ、JFL、J3、J2、J1、オリンピック、ワールドカップ。今長崎が目指さなければいけないのはJ1のステージ。J2からJ1に上がることも経験しているし、J1に残って優勝争いも経験している。すかさず数年でJ1で優勝を争うチームにしたい。1年でJ1帰ります」
手倉森監督のその自信は日本代表のスタッフとして長く従事してきたことが生かされている。
「日本のトップ・オブ・トップの選手たちと仕事をして、彼らのメンタルを吸収できた。求めるものは上には上があるということを気付いてもらって、自分たちにはそれが可能なんだと簡単に考えてもらって、一緒に仕事してもらえれば。長崎から代表選手が出るようなことを描いてみんなで仕事ができるのかなと思います」
「リオ五輪のチームは世間では勝てないチームと言われました。谷間の世代だと。それでも彼らは勝ってみせて、今のA代表にもリオ世代はたくさんいる。決して谷間の世代ではなかったのかなと。擦り込むところを擦り込めば、あれぐらいのチームになることは僕自身が証明したので長崎でも成し遂げたいと思います」
長崎は「よく走り、粘り強く戦える」と手倉森監督。「今回J1ではじめての舞台でたくましく、粘り強く戦う覚悟がしっかり染み渡っているなと感じる」と評価し、「そういったメンタルの強さを十分に出しながら、経験してきたクオリティと、世界のスタンダートを求めながら、目指すのはJ1昇格だけではなく、J1の強豪クラブになると考えればそこに対して選手に求めていきたい」と先を見据えた。
将来的なJ1強豪クラブになるために。手倉森監督は「サッカーのクオリティも戦い方も戦術も戦略も十分引き出しがある自信がある。世界を経験してきた早川さんと整えたうえで、走れるチームをもっと走れるようにしたいなと。J2にいるうちに、そういったJ1で対等に戦えるように、J2ではものすごい強さで勝ってみせたい」と言い切った。
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