「チームの空気感を変えたかった。使い時はこういうタイミングだった」
大宮アルディージャの高木琢也監督は、4日の明治安田生命J2リーグ第12節愛媛FC戦で、22歳のMF小島幹敏を先発で起用した理由を語った。
大宮は前節まで5連勝中だったが、4月28日に行われたジェフユナイテッド千葉戦をスコアレスで終え、連勝がストップ。高木監督は「引き分けだったから悪いということではないです」としつつ、前節から4人のメンバー変更を行ったことを冒頭のように説明している。
その中で、ユースアカデミー出身の小島は今季初先発。指揮官は「彼にとってホームで出ることは目標だった」と語り、「(練習から)いい状態を維持していた」と明かす。
しかしキックオフから9分、大宮はまさかの形で失点を喫する。低い位置で小島がボールを失うと、そのまま山瀬功治に独走を許し、ネットを揺らされてしまう。高木監督はこのミスについて問われると、「僕が見ていなかったので、良かったのかな(笑)。自陣でボールを持っていたので、ノートを見ていて、気づいたらゴールされていた」と報道陣を笑わせた。
難しい状態に陥った中でも、大宮は後半にセットプレーから2ゴールを挙げて逆転勝利。また、小島も初先発で、フル出場となった。指揮官はミスがあった中でも、交代に動かなかった理由をこのように話している。
「確かに何度も代えようと思いましたけど、流れやシステムによって難しい部分もありました。そして彼はとても運動量が多い選手。普段のトレーニングマッチから12キロ走っていて、今日も13キロでした。だからこそ、最後まで使ってやろうと」
結果として勝利に終わったことも、指揮官の柔らかいコメントにつながっていることも間違いない。しかし、その中に大きな期待が込められていることも確かなはずだ。
中盤でコンビを組んだMF石川俊輝は、“後輩”を温かい眼差しで見守る。
「僕自身もああいう経験はしてきたし、何回も通ってきた道です。僕なんてもっとひどかったですからね(笑)。それに比べたら、幹敏はその後しっかりプレーもできていたので、メンタリティーの強さをしっかり持っているかなと思います」
『失敗は成功の母』ではないが、全員がそうした苦い経験もときに必要なことを理解している。さらに、大きく羽ばたくため、小島はこの日の経験を今後に活かしたいところだ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の記事です