29日のリーガ・エスパニョーラ第7節、エイバルは本拠地イプルーアでのセルタ戦に2-0で勝利した。日本人MF乾貴士は先発フル出場を果たし、1アシストを記録するなど確かな存在感を発揮している。
わずか3日前にセビージャ相手に劇的逆転勝利を収め、今季初白星を収めたエイバル。このセルタ戦と同じくイプルーアで行われたその一戦では、前半途中に交代となった乾は、5試合連続となる先発出場を果たし、4-3-3システムの左ウィングを務めている。
前半から試合を優勢に進めたのは、ホームのエイバル。アウェーでは消極的となってしまい、枠内シュートを放てないという問題を抱えるセルタ相手に積極的に攻め込み、幾度もシュートチャンスを迎えていった。乾もスルーパスやドリブルなどで、その攻撃の一旦を担う。そうしてゴールが生まれたのは後半開始から2分後のことだった。ブラシスの浮き球からペナルティーエリア内に入り込んだエスポシートが、絶妙な右足のループシュートでGKルベンを破っている。
勢いに乗るエイバルはさらに57分、乾もネットを揺らす。ブラシスのスルーパスから右サイドを突破したオレジャーナがグラウンダーのクロスを放つと、これに反応したのが日本人MFだった。フリー気味にペナルティーエリア内に入り込んだ乾は、右足で的確にボールを捉えて枠内に押し込んだ。いつものゴールBGMが流れて祝福ムードに包まれるイプルーア……だがしかし、VARの介入からブラシスがハンドを犯していたとの判定が下され、乾の今季初ゴールは幻のものとなっている。
イプルーアにはVAR介入直後に起こる興ざめ感が蔓延。しかしながら、乾は失望にもめげることはなかった。ゴール取り消しからのプレー再開直後、ゴールとは別の記録、つまりは今季初アシストを決め切ったのだ。60分、乾はエイバル印とも称せる強度あるハイプレッシングによって、セルタのセンターバック、ジョセフからボールを奪取。そのままペナルティーエリア内に入り込んで横パスを出すと、先の幻のゴールではアシスト役だったオレジャーナがこのボールをきっちりと押し込んだ。
エイバルはその後も乾が躍動を見せる。左サイドで得意のドリブルによって相手を翻弄してからペドロ・レオンのわずかに枠を外れたシュートを導き出すなど、完全に乗りに乗っている様子で、スペインのラジオなども何度も彼の名に言及することになった。エイバルは後半アディショナルタイム、セルタにPKを献上するもののイアゴ・アスパスがこれを決め切れなかったため、2点リードを維持したまま終了のホイッスルを迎えて連勝を達成。勝ち点を8として、暫定で11位に浮上した。
攻守にわたって奮闘した乾は、試合後もスペインメディアから確固たる評価を受けることになり、日本メディアもこぞってそうした称賛報道を紹介するはずだ。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です