明治安田生命J1リーグは12月4日に最終節が行われ、2021シーズンの全日程が終了。最終順位が決定した。
2021シーズンは、前年から続く新型コロナウイルスの影響がレギュレーションにも大きく表れ、特に降格枠は通常の「2」ではなく「4」となった。代わりに2020シーズンは降格なしとなっており、今年はJ2からの昇格組を加えて18クラブではなく20クラブで争う異例の一年となっている。
そして、近年よりも試合数が増えたリーグ戦の頂点に立ったのは川崎フロンターレだった。川崎Fは最終節で横浜F・マリノスと対戦して1-1の引き分けで終了。28勝8分け2敗で38試合を終え、2年連続でトロフィーを掲げている。今シーズンも圧倒的な強さを見せつけて頂点に立った川崎F。得点王に輝いたFWレアンドロ・ダミアンの残留も決まっており、来シーズンも引き続きリーグを席巻するか見ものだ。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権が得られる3位以上には37節の時点で優勝した川崎F、2位の横浜FM、3位のヴィッセル神戸が獲得。横浜FMと神戸はともに2年ぶりにアジアの舞台に帰ってくる。
一方、下位では清水エスパルス、湘南ベルマーレ、徳島ヴォルティスが最終節まで残留を争った。37節終了時点で勝ち点37の15位だった清水はC大阪に2-1で勝利し、自力での残留が確定している。
勝ち点36で並んでいた後の2クラブは、湘南がG大阪に0-0で引き分けたものの、徳島が2-4で広島に敗戦し、J2降格最後の一枠は徳島に決定。2020年のJ2優勝チームとしてJ1に乗り込んだ徳島だったが、悔しい1年での出戻りとなった。
■2021シーズン J1最終順位(勝ち点/得点/失点/得失点差)
- 1 川崎F(92/81/28/53)
- 2 横浜FM(79/82/35/47)
- 3 神戸(73/62/36/26)
―――ACL出場権―――
- 4 鹿島(69/62/36/26)
- 5 名古屋(66/44/30/14)
- 6 浦和(63/45/38/7)
- 7 鳥栖(59/43/35/8)
- 8 福岡(54/42/37/5)
- 9 FC東京(53/49/53/-4)
- 10 札幌(51/48/50/-2)
- 11 広島(49/44/42/2)
- 12 C大阪(48/47/51/-4)
- 13 G大阪(44/33/49/-16)
- 14 清水(42/37/54/-17)
- 15 柏(41/37/56/-19)
- 16 湘南(37/36/41/-5)
―――残留ライン―――
- 17 徳島(36/34/55/-21)
- 18 大分(35/31/55/-24)
- 19 仙台(28/31/62/-31)
- 20 横浜FC(27/32/77/-45)