日本代表FW三笘薫が所属するブライトンは18日、シェフィールド・ユナイテッドとのアウェー戦に臨んだ。
勝ち点13で最下位のシェフィールド・Uと、同35で9位に位置するブライトンの対戦。前節のトッテナム戦でアジアカップからの復帰後初スタメンとなった三笘は、この試合でもスタートからピッチに立った。
開始直後にボーグルにGKフェルブルッヘンの好セーブを強いられるシュートを放たれたブライトンだが、時間の経過とともにポゼッションを高めつつ主導権を握る。すると、13分には試合の行方を左右するファウルが発生する。
左サイドで仕掛けた三笘に対して、ホルゲイトが足裏を見せた右足タックルを敢行。これが三笘の左膝付近にヒットすると、ホルゲイトには当初イエローカードが提示されるも、VAR判定の結果、レッドカードに変更されて一発退場となった。この危険タックルには、『BBC』で解説を務めた元イングランド代表GKポール・ロビンソン氏も「本当に酷いタックル。何を考えているんだ」と批判した。
数的優位となったブライトンは攻勢を強めると、20分に先制する。右CKをファーサイドのダンクが折り返すと、正面で詰めたブオナノッテがネットを揺らして先制点をもたらす。続く24分にはグロスがボックス右手前からアーリークロスを入れると、ゴールエリア左に走り込んだ三笘がダイレクトで合わせる。ゴールに飛んだボールをGKが弾くと、これをウェルベックが押し込み、一気に2-0とする。
ハーフタイムにかけてもブライトンが優勢に進めた中、2-0のまま後半へ。スペースがあることから仕掛けやすい状況となっていた三笘は左サイドから攻撃を牽引すると、61分には縦突破からボックス左奥に侵入。だが、厳しい角度の中で放ったシュートはGKにセーブされた。
それでも、75分には左サイドの三笘が左足で上げたクロスがDFジャック・ロビンソンのOGを誘い、ブライトンが3点目を奪取する。直後に三笘がお役御免でベンチに下がった中、78分にはグロスのクロスに右足ボレーで合わせたアディングラがチーム4ゴール目を記録。86分にもボックス右のアディングラが放ったシュートが5得点目を生み出し、ブライトンが5-0の圧勝劇を飾った。