クリスタル・パレスは1日、ラツィオに所属していた日本代表MF鎌田大地を獲得したことを発表した。移籍金なしのフリートランスファーで、契約期間は2年となっている。
昨夏にフランクフルトを離れてラツィオに加入した鎌田は2023-24シーズン、マウリツィオ・サッリ前監督が率いるチームで次第に出場機会が減少。それでも、今年3月に同監督が辞任すると、イゴール・トゥドール監督の下で定位置を取り戻し、最終盤のリーグ9試合連続でスタメン出場するなど本来のパフォーマンスを取り戻した。
そのことから、昨夏に結んだ1年契約を更新する新契約締結の可能性も出ていたが、合意目前で交渉が破談に。フランクフルト時代に共にヨーロッパリーグ優勝を経験したC・パレスのオリヴァー・グラスナー監督が鎌田側に直接連絡したとも伝えられた中、プレミアリーグ移籍が決まった。
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C・パレス入りが決まった鎌田は「C・パレスに加入し、よく知っているオリヴァー監督と再び一緒に仕事ができることを嬉しく思います。プレミアリーグで自分の実力を試すのが楽しみ。クラブと共に目標を達成したいです」と抱負を口にした。
C・パレスは2023-24シーズンのプレミアリーグを10位でフィニッシュ。なお、橋岡大樹が所属するルートン・タウンは今季に降格の憂き目に遭ったが、現時点で新シーズンのプレミアリーグには鎌田のほか、アーセナルのDF冨安健洋、リヴァプールのMF遠藤航、ブライトンのFW三笘薫と、日本代表の主力4選手が在籍することになる。