横浜F・マリノスは27日、AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)第5節で浦項スティーラース(韓国)をホームに迎えた。
ACLE東地区で4試合を終えて勝ち点7の横浜FMが、同6の浦項と激突。試合は序盤から主導権を握った横浜FMが攻勢に出る。27分には、ボックス内正面で小池龍太の縦パスを受けた西村拓真が素早く反転してシュート。しかし、これはわずかに枠の左へはずれた。
ハーフタイムにかけても攻めた横浜FMは、38分にヤン・マテウスがGKのファインセーブを強いるミドルシュートでゴールに迫ると、41分に先制する。敵陣深くで松原健が相手GKのパスをカットすると、ボールを受けてボックス右に侵入したアンデルソン・ロペスが折り返し。最後は正面のヤン・マテウスが押し込み、横浜FMがリードを手にして前半を終えた。
迎えた後半も横浜FMが試合のペースを掌握する。チャンスを演出していく横浜FMは69分、ロングフィードでボックス左奥に抜けたアンデルソン・ロペスが角度の厳しい所からシュート。これを枠に飛ばすが、GKのセーブに遭って2点目とはならない。
その後も集中を切らさず浦項の反撃を許さなかった横浜FMは、アディショナルタイムにCKから松原健が倒されてPKを獲得。これをアンデルソン・ロペスが決めて2-0とした。
その後、松原がクリアの際に相手を蹴る形となってPKを献上するも、キム・ミョンジュンのPKをGK飯倉大樹がストップ。そのまま2-0で勝ち切って勝ち点10としたチームはリーグ3位に浮上した。
これでACLEに参加している日本勢は、ヴィッセル神戸(首位)、川崎フロンターレ(4位)を含め、全3クラブすべてが上位に位置している。