クリスタル・パレスDFマーク・グエイのキャプテンマークが物議を醸している。イギリス『BBC』などが報じた。
11月29日から12月5日まで、LGBTQへの支援を表すためにレインボーカラーの腕章を巻いているプレミアリーグのキャプテンたち。その一方で、パレスのグエイは「私はイエスを愛している」や「イエスはあなたたちを愛している」というメッセージを、自身のキャプテンマークに書き込んでいた。
これを受けて、イングランドサッカー協会(FA)は「宗教的メッセージは禁止」という旨の注意をクラブとグエイに勧告。それでも同選手は腕章にメッセージを書き続けた。
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FAのルールでは、いかなる宗教的メッセージであっても、衣類やスパイク、その他の用具に表示したり、組み込んだりすることは禁止されているという。
パレスのオリヴァー・グラスナー監督は、グエイと話し合ったとしつつ、「彼は子どもではない」ともコメントした。
「いまや誰もが団結、差別の撤廃に取り組んでいる。それはマーク(グエイ)も同じだ。スポーツ界では常に差別やあらゆる虐待に反対している」
その一方で「マークには彼なりの考えがあり、われわれはあらゆる意見を受け入れて尊重する。『寛容であること』が今回のキャンペーンのスローガンならば、マークは非常に寛容な人物だ。何も問題はない」
指揮官はキャンペーンに賛同しつつも、自らの意思を表明したグエイを守り、「冷静になるべきだ」と騒ぎに釘を刺した。