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JFA・宮本恒靖会長、引退発表の長谷部誠に労をねぎらい「日本サッカーの発展にもぜひ貢献して欲しい」

JFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長が、17日に今シーズン限りでの現役引退を発表したフランクフルトのMF長谷部誠の労をねぎらった。

長谷部の引退を受けて、宮本会長は「浦和レッズでプレーしていた頃、中盤からドリブルで持ち上がって前線で得点に絡むプレーを数多くしていたことが強く印象に残っています。そこから22年にわたり、プロサッカー選手としてのキャリアを積み重ねていく中で、監督が求める戦術などに応じて、自身のプレースタイルを変えながら昇華させてきた稀有(けう)な選手だと思います」と同選手のこれまでのプレーやプロ選手としての姿勢を高く評価した。

また、「ブラジルで行われたワールドカップの前、テレビ番組の収録で日本代表のキャプテンについて話したことを覚えています。実際に体験した同士だからこそ分かり合えるものがあったと感じています」と思い出も口に。

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「今後は指導者としてキャリアを極めていくと聞いていますので、ピッチで培ってきたさまざまな経験を生かしつつドイツでの成功につなげてもらいたいと期待していますし、日本のサッカーの発展にもぜひ貢献して欲しいと思っています。長い間お疲れさまでした」と労いの言葉を送るとともに、今後の指導者としての活躍、日本サッカーへの貢献に期待を寄せた。

浦和レッズ、ヴォルフスブルク、ニュルンベルク、フランクフルトでプレーした長谷部。ブンデスリーガで公式戦383試合に出場し、ヴォルフスブルク時代にはブンデスリーガ制覇も経験するなど、長きにわたってドイツに活躍。現在所属するフランクフルトでは2017-18シーズンのDFBポカール、2021-22シーズンのヨーロッパリーグ制覇に貢献するなど、レジェンドの一人となっていた。日本代表としても歴代7位となる通算114試合出場。ワールドカップ(W杯)には2010年大会から3大会連続で出場し、キャプテンとしてもチームをけん引した。

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