ジャンルイジ・ブッフォン氏が、自身のキャリアの中でもう一度プレーしたい試合を明かした。スペイン『マルカ』が伝えている。
ユヴェントスやイタリア代表を中心に長きにわたって守護神として活躍してきたブッフォン氏。45歳まで現役を続け、セリエAでは通算657試合に出場し、10度のセリエA制覇を経験。イタリア代表としても歴代最多となる176キャップを記録して、2006年のドイツ・ワールドカップ優勝も成し遂げるなど、サッカー史上最高のGKの1人として評された。
そんなブッフォン氏が自身のキャリアの中でもう一度プレーしたい試合を明かした。それがEURO(ユーロ)2012の決勝戦、スペイン戦だ。イタリア紙『ラ・レプッブリカ』でのインタビューで語っている。
「ユーロ2012の決勝戦、スペインvsイタリアをもう一度やりたい。我々はあの結果に値しなかった」
当時チェーザレ・プランデッリ監督が率いたイタリア代表は、グループC初戦のスペイン戦を1-1で引き分けると、続くクロアチア戦でもドロー。それでも最終節のアイルランド戦に勝利し、2位で決勝トーナメントへ。準々決勝ではイングランド、準決勝ではドイツを連破したが、中2日でスペインとの決勝戦を迎えた。試合はスペインが4-0で大勝。同国は前回大会に続く優勝で、史上初の連覇を達成した。
「言い訳をするつもりはないが、我々はフィジカル・メンタル両面においてひどい状況でプレーし、疲れ切っていた」
「もしあと1日休養があれば、また違った試合ができたかもしれない。ただ、あの状況では強敵のスペイン相手に何もできない。彼らを止められたのはグループステージの我々だけだったんだ」
2012年大会では辛酸をなめたイタリアだが、ユーロ2020で53年ぶり2度目の欧州制覇を成し遂げた。今夏に行われるユーロ2024では、ディフェンディングチャンピオンとして連覇を狙う。
