shimizu(C)Getty Images

J2の清水がS・ランスを3発撃破! 伊東純也と中村敬斗は63分までW出場も不発

『スタッド・ランス Japan Tour 2024』の清水エスパルスvsスタッド・ランスが27日にIAIスタジアム日本平で開催された。

日本代表FW中村敬斗とFW伊東純也が所属するS・ランスは、今夏Jリーグチームとの4連戦を行うジャパンツアーを実施中。初戦となった24日のジュビロ磐田戦では1-1の引き分けに終わった。

迎えた2試合目の清水戦にも中村と伊東は揃って先発出場。試合はホームの清水が勢いよく攻勢に出る中、5分には中村が左サイドのハーフウェイラインを越えたあたりでボールを奪うと、右足でロングボールを供給。ボックス内に伊東が飛び込んだが、GK沖悠哉に阻まれた。

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前半半ばに差し掛かると、清水が先制に成功する。27分、右サイドでのスローインの流れから、ルーカス・ブラガがアブドゥル・アジズ・ヤクブとのパス交換で中央に持ち込み、ペナルティアーク左から左足を振り抜く。これが右ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

リーグ・アン1部クラブ相手に先手を奪った清水。その後も相手に反撃を許さないでいると、前半終了間際に追加点。前半アディショナルタイム1分、ハーフウェイライン付近右サイドでのFKの場面、北爪健吾が縦に蹴り込んだロングボールをルーカス・ブラガがボックス右手前から右足ワントラップで相手DFをはがし、中央に持ち込む。そのまま左足を振り抜くと、ボールはGKアレクサンドル・オリエロのニアサイドを射抜いた。

2点ビハインドとなったS・ランスは後半から攻勢を強める。53分にはオマー・ディアキテのポストプレーから中村がボックス手前まで持ち込み、右足を振り抜くが、これは枠を捉えきれない。

清水は56分に乾貴士、北川航也ら4人を投入。対するS・ランスは63分に9人を入れ替え。このタイミングで中村と伊東はベンチへと下がった。

日本代表2選手が下がった中、清水のテクニシャンが会場を沸かせる。70分、自陣左サイドで縦パスを受けた乾が見事な反転トラップで相手を置き去りにし、絶妙なスルーパス。抜け出した矢島慎也のループシュートはわずかにゴール左外へと外れたものの、S・ランスを翻弄してみせる。

このままでは終われないS・ランスだったが、終盤にかけて幾度かシュートチャンスを作ったものの、最後までゴールネットを揺らすことができず。すると、試合終了間際、清水が高い位置でボールを奪い、最後はボックス左に侵攻した乾のクロスを成岡輝瑠が押し込んでトドメ。清水が3-0でS・ランスを下した。

S・ランスは31日(水)に現在明治安田J1リーグで首位を走るFC町田ゼルビアと町田GIONスタジアムで対戦する。

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