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なでしこジャパン、池田太監督の退任決定…昨年の女子W杯&今夏パリ五輪でベスト8

日本サッカー協会(JFA)は21日、なでしこジャパン(日本女子代表)の池田太監督が契約満了に伴い、退任することを発表した。

現役時代は浦和レッズでプレーした池田氏は1996年に引退後、指導者の道に進み、浦和下部組織などで経験を積んだ後、2017年にU-19日本女子代表の監督に就任。2018年にU-20女子ワールドカップ(W杯)制覇を成し遂げると、2021年10月になでしこジャパンの監督に。昨年のFIFA女子ワールドカップではベスト8に終わると、今夏に行われたパリ五輪でも決勝トーナメント進出を果たすが、準々決勝でアメリカ女子代表に敗れ、ベスト8敗退となっていた。

2年11カ月にわたって、なでしこジャパンを指揮した池田監督は、JFAを通じて以下のようにコメントしている。

以下に続く

「就任してから2年11カ月、なでしこジャパンとして一緒に戦ってきてくれた選手、スタッフ、そしてサポートしてくださったパートナー企業の皆様、温かく、熱く応援してくださったサポーターの皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。ワールドカップ、オリンピックという世界大会を通して、チームとしてできることを増やし、成長してこられたと思います。なでしこジャパンとしてさらに上に進み、選手と共にここから先の景色を見たかったです」

「なでしこジャパンがこれからも多くの人に勇気と感動を届け、子どもたちの夢見る場所であるよう願っています。ありがとうございました」

また、池田監督の退任に際し、宮本恒靖会長もコメントを発表。下記のように労をねぎらっている。

「池田監督には2017年にU-19日本女子代表の監督に就任していただき、2018年のFIFA U-20 女子ワールドカップで若い選手たちを率いて初優勝をもたらしてくれました。2021 年からはなでしこジャパンの監督として世界一を目指す選手たちを継続して成長させてくれました」

「パリオリンピックでは優勝したアメリカに惜しくも延長戦で敗れ、ベスト 8 で大会を終えることとなりましたが、池田監督のマネジメントによりチームとしての結束が生まれ、厳しい戦いを勝ち切る姿を幾度となく見せてくれました。池田監督のもとで経験を積んだ選手たちが、これからの日本の女子サッカーをより発展させていってくれると信じています」

「池田監督には今後も日本サッカーの発展に力を貸していただければと思います。太さん、本当にありがとうございました」

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