ブリストル・シティのリアム・マニング監督が、今夏に加入した平河悠について言及した。『ブリストル・ライブ』が伝えている。
FC町田ゼルビアで台頭した平河は、今夏にイングランド2部チャンピオンシップのブリストルに期限付き移籍で加入。しかし、その後U23日本代表として出場したパリオリンピック初戦のパラグアイ代表戦で足首を負傷し、開幕に出遅れた。それでも8月31に行われた第4節ダービー・カウンティ戦でデビューすると、9月29日の第7節スウォンジー戦では初先発を飾るなど、徐々に出場時間を伸ばしている。
そんな平河について現地メディアは、「イギリスでの生活に完璧に適応し、夏に日本から加入して以来、すでにブリストル・シティのファンのお気に入りになっている」と報道。また、指揮官のリアム・マニング監督は平河のフィットに向けて行っている取り組みについて語ると、戦術の早期理解に向けて、Jリーグの選手にサッカー用語を翻訳してもらったことを明かしている。
「時間はかかるだろう。日曜、水曜、日曜と試合をこなしていく中で、きっといくつかの困難が待ち受けている」
「彼はいつも英語の勉強に一生懸命取り組んでいる。スタッフも彼と一緒に、我々のプレースタイルや求めることを示したビデオアニメーションを見せたり、トレーニングしたりととても頑張っているよ」
「我々はJリーグの人間と連絡を取り、サッカー用語を翻訳してもらったんだ。それにより、我々が叫んでいる共通の言葉やよく使う言葉を、他の英語よりは早く覚えることができるだろう」
その後、平河の能力や人間性について称賛。イングランドでの躍動へ順調に物事が進んでいることをのぞかせている。
「彼と一緒に仕事をするのは最高だ。言語は違っても、彼は素晴らしい人柄の持ち主で、チームのみんなと素晴らしい関係を築いているよ」
「コンディションは素晴らしいね。もちろん怪我で少し出遅れたが、Jリーグで半年を過ごして来たため、シーズン中というアドバンテージもあった。基礎体力は備わっていた。(オックスフォード・ユナイテッド戦で)出場した時、彼は素晴らしいパフォーマンスを見せたと思う。みんなを勢いづかせた」
「彼のクオリティと攻撃のバリエーションは、我々が求めているものだ。ピッチに立って、活気やエネルギー、個性をもたらしてくれる選手を求めている。彼はそれを証明してくれた」