Sabrina Wittmann 2021(C)Getty Images

ドイツプロサッカー史上初の女性監督が誕生! 32歳のコーチが3部インゴルシュタット暫定監督に

ドリッテ・リーガ(ドイツ3部リーグ)のインゴルシュタットは2日、ミヒャエル・ケルナー監督の解任とともにシーズン終了まで暫定的にU-19チームのサブリーナ・ヴィットマン氏が指揮を執ることを発表。これにより、ドイツプロサッカーリーグ史上初の女性監督が誕生することになった。

2014-15から2シーズンはブンデスリーガでも戦ったことがあるインゴルシュタットは現在3部の11位に低迷。昨年4月に迎えたケルナー監督の下で今季前半戦は4位で折り返したものの今年に入ってから調子を落としていた。

ケルナー監督解任を決断したインゴルシュタット首脳陣は今季終了まで32歳のヴィットマン氏に指揮を託すことを発表。これまで同クラブ下部組織の女子U-15チームや男子U-10~14チームのコーチなどを務め21-22シーズンからU-19チーム(男子)を率いていた同氏がトップチームの監督を務めることが決まった。

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同氏はクラブの公式ウェブサイトで「ここよりデビューしたいと思う場所はないだろう」と語ると、「私にとって大きなチャンスであり、プロの世界で第一歩を踏み出す機会が与えられることはディートマー・バイエルスドルファー(ゼネラルマネジャー)とイヴォ・グリリッチ(スポーツディレクター)からの信頼の証でもある。今シーズンを可能な限りポジティブに締めくくるために残り4試合にすべてのエネルギーと努力をもって臨みたい」と意気込んだ。

なお3部以上がプロリーグのドイツだが、暫定的とはいえ女性監督が男子チームを率いることは初めて。これまで同国では女性監督が4部リーグ以上のチームで指揮を執ることはなかった。

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