日本代表MF田中碧は、今冬にもブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフから移籍する可能性があるのだろうか。地元紙『ライニシェ・ポスト』によれば、クラブとの契約には契約解除条項が盛り込まれているという。
現在24歳の田中は2021年夏に川崎フロンターレからのレンタルでデュッセルドルフへ加入。初シーズンに公式戦30試合(1ゴール1アシスト)に出場するなど主力として定着すると、昨夏にはクラブが買い取りオプションを行使し、2025年までの契約を締結した。今季は、カタール・ワールドカップ(W杯)中断期前に負傷離脱を強いられるまで、16試合中15試合に出場(1ゴール3アシスト)している。
そして、田中は日本が勝利を収めたW杯のドイツ戦とスペイン戦にそれぞれ先発。スペイン戦では決勝弾をマークした。『ライニシェ・ポスト』は、カタール大会でのパフォーマンスにより注目を引き付けた同選手が「欲しがられている」と、他クラブから熱視線が集まる存在となったと見ている。
さらに同紙はその現行契約に、ある特殊な契約解除条項が盛り込まれていると主張。「フォルトゥナ側の同意なしで、在籍期間や出場時間次第で変動する金額での移籍を可能にする“流動的”な契約解除条項」が存在するという。
なお同紙は「フォルトゥナでは、彼を契約満了まで残せると誰一人真剣に考えていない。ブンデスリーガへの昇格を果たしてもだ」と、常に同選手の流出を覚悟しなければならないと指摘。記事は「いずれにせよ、フォルトゥナは競技面や財政面において報われる。当初からそれがプランだった」との言葉で締めくくられている。
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