20221012_Marinos1(C)Masahiro Ura

横浜F・マリノス、連敗で優勝争いに大打撃! 8戦ぶり白星の最下位・ジュビロ磐田は残留に光明

明治安田生命J1リーグは12日、第27節未消化分の横浜F・マリノスvsジュビロ磐田が行われた。

同時刻キックオフの2位・川崎フロンターレ次第ではあるが、首位を走る横浜FMは勝てば優勝決定の可能性が生まれる状況でこの一戦を開始。一方の最下位・磐田も残留に向けて負けられない試合となった。

横浜FMが仲川輝人やレオ・セアラ、西村拓真ら、磐田が山田大記や杉本健勇、松本昌也らを先発起用した試合。序盤は横浜FMがボールを保持して優位に進行していく。

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とはいえ磐田も簡単には決定機まで至らせない。21分にはボックス手前中央でパスを受けた藤田譲瑠チマが右足で狙いすましてミドルシュート。鋭く落ちるボールをGK三浦龍輝が正面上部で弾き出した。

34分にはショートカウンターからボックス手前中央のL・セアラがスルーパス。追い越す動きでボックス内に侵攻した西村がシュートを浴びせたがここもGK三浦に阻まれる。

耐える時間が続きながらも落ち着いた対処から反撃の機会をうかがう磐田は37分という早いタイミングで交代を敢行。アクシデントがあったかは定かではないが、37分に山田に代えてジャーメイン良を送り出す。

スコアレスで折り返した後半、磐田はハーフタイムにもカードを切って上原力也に代えて百戦錬磨の遠藤保仁を送り出す。前半同様に攻め込みながらも崩し切るまではいかない横浜FMは53分、左サイドをドリブルで突破した水沼のクロスにエドゥアルドが頭で合わせたがGK三浦の正面で対処される。

横浜FMが一方的に攻め込みながらも人数をかけた磐田の守備に苦戦する64分、反対にボックス手前右のジャーメインが思い切りのよいシュートで強襲。GK高丘陽平が弾いたところに反応した金子翔太はオフサイドと判定される。

先制点が欲しい横浜FMは65分に2枚替え。西村とL・セアラに代えてアンデルソン・ロペスとマルコス・ジュニオールを送り出し、攻撃に変化をつけていく。

最終盤にかけても交代策を駆使していく両チーム。ボールを保持する横浜FMに対して磐田が遠藤を起点としたカウンターやセットプレーから反撃に出るという構図が続いた。

すると84分、途中出場していた古川陽介がピッチ中央左サイド付近でボールを受けてカウンターが開始。そのままドリブルでボックス手前中央まで侵攻して同じく途中出場していた左サイドの松原后に渡す。再度ボックス内で折り返しを受けた古川はターンして相手のプレッシャーをかわし、右足のシュートを繰り出す。ブロックに入ったエドゥアルドに当たって軌道の変わったボールがネットを揺らして磐田がリードする。

そして、試合は磐田がリードしたまま終了。連敗を喫した首位・横浜FMは同日に勝利した川崎Fとの勝ち点差を「2」に縮められ、優勝に向けては29日に予定する第33節浦和レッズ戦でも他会場の結果が影響する状況となっている。

一方、8試合ぶりの白星を飾った最下位・磐田は残り3試合時点で17位・清水エスパルスとの勝ち点差が「4」、残留ラインの16位・ガンバ大阪との勝ち点差が「5」と、残留の可能性を大きく広げた。

■試合結果
横浜F・マリノス 0-1 ジュビロ磐田

■得点者
横浜FM:なし
磐田:古川陽介(84分)

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