アーセナルのミケル・アルテタ監督は、20年ぶりのプレミアリーグ制覇を最後まで信じると語っている。
今季も激しいプレミアリーグ優勝争いを戦ってきたアーセナル。前節終了時点では勝ち点86で首位を走っていたものの、ミッドウィークに行われた延期分でマンチェスター・シティが勝利したため、2ポイント差の2位に転落することに。優勝へ向け最終節は勝利が絶対条件、さらにライバルの結果を待つことになる。
逆転優勝は難しい状況で本拠地エミレーツ・スタジアムでのエヴァートン戦に挑むアーセナル。しかし、アルテタ監督は最後まで諦めないようだ。イギリス『BBC』のインタビューで「まだ信じているよ」と話した。
「今の位置にいることを望んでいたよ。日曜日にサポーターと一緒に美しい1日を過ごす権利を獲得し、さらに試合終了後にタイトルを掲げる夢とビッグチャンスを手にれたんだからね」
「最高の1日を過ごす可能性はあるし、夢はまだ生きている。まだ可能なんだ。それがフットボールなんだよ。今この瞬間を生きていかないとね」
アーセナル(勝ち点86/得失点差+61)が優勝するためにはエヴァートンに勝利し、首位マンチェスター・C(勝ち点88/得失点差+60)がホームでウェストハム相手に引き分け以下で終える必要がある。アルテタ監督は「まずは自分たちの役割を果たす。それからウェストハムとデイヴィッド(モイーズ)が夢の実現に協力してくれることを願おう」と語った。
アルテタ監督は2016年にアーセナルで現役を引退した後、同年からマンチェスター・Cでジョゼップ・グアルディオラ監督のアシスタントコーチに就任。そして2019年12月、古巣アーセナルに指揮官として戻ってきた。記者から「アーセナルでプレミアリーグを優勝することは、自分にとってフットボール界での最高の功績になる?」と問われると、以下のように答えた。
「たぶんそれが最高だろうね。夢を持ってこのクラブに加入した時、選手としては達成できなかった。退団したときには、いつか違う役割で戻ってきたいと思っていたよ。そして今は監督として、このクラブを率いてビッグタイトルを獲得しようと努めてきた。それがこの日曜日にチャンスがある。長い間経験してきたすべてを経て、最高の瞬間になるだろうね」