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ラムズデールのミスで追いつかれるも…ハヴァーツの決勝弾でアーセナルが暫定首位に浮上!

現地時間9日、イングランド・プレミアリーグは第28節が行われ、冨安健洋の所属するアーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムにブレントフォードを迎えた。

今節は首位リヴァプールと2位マンチェスター・シティによる天王山が行われるため、両者を追いかける3位のアーセナルにとっては勝点を縮める絶好の機会。復帰が近づいているとされる冨安はメンバー入りしなかったものの、リーグ7連勝と好調のチームは6-0と大勝した前節から大きくメンバーは変えず、GKはローン契約で出場できないラヤに代わってラムズデールを起用し、負傷のマルティネッリに代わってトロサールが先発した。

立ち上がりからボールを保持して主導権を握ったアーセナルは19分、右サイドでボールを受けたサカが戻したボールをペナルティーエリア手前のホワイトが右足でクロスを入れると、ゴール前のライスが頭で合わせ、アーセナルが先制する。

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その後も追加点を狙って攻勢を続けるアーセナルに対し、ブレントフォードはノルガールドがイエンセンとの負傷交代を強いられるアクシデントが発生。直後にはジョルジーニョのパスに抜け出したハヴァーツがGKフレッケンと1対1の決定機を迎えるが、シュートはゴール右へとわずかに外れた。

さらに41分、トロサールが強引にミドルシュートを狙うも、GKフレッケンがしっかりとキャッチ。追加点の欲しいアーセナルだが、ブレントフォードも持ち直し、なかなか決定機が作れなくなっていく。

アーセナルが1点をリードして試合を折り返すかと思われた前半終了間際、バックパスを受けたラムズデールがロングキックを蹴ろうとすると、プレスをかけていたヴィッセがスライディングでブロック。跳ね返ったボールがそのままゴールに吸い込まれ、思わぬ形でブレントフォードが同点に追いついた。

後半、勝ち越したいアーセナルが攻勢に出るものの、ブレントフォードも堅い守備からのカウンターを狙う。55分、ロングパスを前線で受けたトニーが、ロングレンジからダイレクトでボレーシュート。前目にポジションをとっていたGKラムズデールは慌てて戻り、かろうじて触ってCKへと逃れた。

なかなかゴールが奪えないアーセナルは70分、ジョルジーニョに代えてジェズスを投入。74分には右CKのこぼれ球をウーデゴールが拾い、落としたボールをライスがダイレクトで狙うも、これはゴールマウスに嫌われる。

79分にキヴィオルとトロサールに代えてジンチェンコとネルソンを投入したアーセナルが、待望の勝ち越しゴールを奪ったのは86分。右サイドでウーデゴールとワンツーしたホワイトのクロスを、ニアサイドのハヴァーツが頭で合わせ、アーセナルが2-1と勝ち越した。

アディショナルタイムは7分と長めに取られ、ブレントフォードも必死の反撃を試みたが、ウーデゴールに代えてトーマスを投入したアーセナルがきっちりと試合を終わらせ、翌日に試合を控えるリヴァプールとシティを抜いて暫定首位に浮上した。

■試合結果

アーセナル 2-1 ブレントフォード

■試合結果

アーセナル:ライス(19分)、ハヴァーツ(86分)

ブレントフォード:ヴィッセ(45+4分)

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