7シーズンぶり、通算11回目のラ・リーガ優勝を果たしたアトレティコ・マドリー。同クラブは優勝した際にネプトゥーノ広場で優勝祝賀会を行うことを恒例としているが、今回は新型コロナのパンデミックによりパレードだけ行う予定となっている。だが主将のMFコケが、初めてネプトゥーノ像にマフラーを巻く機会は損なわれなかった。
23日にラ・リーガ最終節、敵地ホセ・ソリージャでのバジャドリー戦(2-1)で優勝を決めたアトレティコは、深夜にスペイン首都に到着。そしてコケは深夜4時にネプトゥーノ広場に到着し、数少ないサポーターが見守る中で、歴代キャプテンと同じくネプトゥーノ(ネプチューン)像の首に旗、槍にマフラーを巻いた。そして同日、車の窓から身を乗り出して優勝を祝い、駐車場入り口で頭を打って亡くなった14歳の少年のために、腕には喪章をつけている。
普通であれば10万人の人が集まるところ、皆がもう眠っている中で、ひっそりと催された儀式……。コケがマフラーを巻いた瞬間、立ち会った数人のサポーターの拍手が夜の静寂の中で響き渡っていた。
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なおアトレティコはその翌日、本拠地ワンダ・メトロポリターノでトロフィーを授与され、コケが最初にそれを天高く掲げている。
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