alvalo morata-atletico-milan-transfer(C)Getty Images

アトレティコ、モラタの移籍方法に唖然…選手とほぼ話さずミランとは一切接触しないまま売却

アトレティコ・マドリーはほぼ何も関知しないまま、FWアルバロ・モラタをミランに売却することになったようだ。スペイン『アス』が報じている。

2026年まで契約を結んでいたモラタを売却することになったアトレティコだが、ほぼ自分たちが関与しないまま放出することになり、唖然としている様子だ。

ミランのモラタ獲得方法は、アトレティコとモラタの間で設定した契約解除金(1300万ユーロ)の支払いだった。これは選手本人、または獲得するクラブなど選手の代理が、ラ・リーガに解除金を預けることで成立する。選手が退団を望みながらも、所属クラブがクラブ間交渉を受け入れないときなどに用いられる一方的な契約解除の手段であり、いわば“最後の手”だ。

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しかしながらミランは、アトレティコと一度も接触することなく契約解除金を支払ったという。『アス』は次のように伝えている。

「イタリアのクラブは一度もアトレティコと接触しなかった。興味を示すことも契約解除金を支払うことも何も伝えなかった。彼らのオウンドメディアで獲得を発表するという連絡すらアトレティコにしなかったのだ。まったく何もなく、あるのは静寂だけ。それだけでなく、選手の代理人たちすらアトレティコと話をしなかった」

「唯一存在したやり取りと言えば、選手本人が先の火曜日、非正式な形でミゲル・アンヘル・ヒル(CEO)とカルロス・ブセロ(ゼネラルディレクター)で退団希望を口にしたくらいだ」

アトレティコはモラタの移籍を「ラ・リーガはアルバロ・モラタの契約解除金が預けられたとクラブに伝えた。従って、彼とこのクラブの関係は終わりになる」「アトレティコは彼の新たなプロ生活の幸運を祈る」と極めて冷ややかな声明でもって発表したが、『アス』によれば、モラタの別れ方とミランの振る舞いに対して「驚き」と「不快感」を覚えていたとのことだ。

その一方でモラタはSNSを通じて、アトレティコ退団についてのメッセージを発信。「君たちに感謝を。ここで働く人たちとファンは、このクラブの魂だ。そして何よりも君に感謝を、コケ。あらゆる時期に、あらゆる助けとなってくれたね。君こそがアトレティコ・デ・マドリーだ。寂しくなるね、兄弟」と記している。同選手はミランと、年俸450万ユーロの4年(1年の延長オプション付き)の契約を結ぶことになる。

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