バルセロナのロナルド・クーマン監督を取り巻く環境は、さらに厳しいものとなっているのかもしれない。
就任2年めを迎えたクーマン監督だが、9月のチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルンに0-3と完敗。一気に解任の噂が浮上すると、その後ラ・リーガでも2試合ドロー。そして迎えたCLベンフィカ戦も0-3で敗れ、解任は濃厚と思われた。
しかしジョアン・ラポルタ会長が続投を明言したことで去就報道は一時落ち着いたものの、直後のアトレティコ・マドリー戦でも0-2で敗戦。そして迎えたラ・リーガ第10節では、レアル・マドリーとのホームでの“クラシコ”に1-2と敗れる結果に。今季は公式戦12試合で5勝3分け4敗と、厳しい戦いが続いている。
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そして、一部のファンは指揮官へ怒りをぶつけている。スペイン『ムンド・デポルティーボ』は「クーマン、カンプ・ノウからの出発は波乱」と題し、クーマン監督が運転する車が一部ファンに囲まれ、強烈な批判を浴びた映像を紹介。「バルサ指揮官はクラシコでの敗戦後、一部ファンから非難された」と続けた。
今回の敗戦で、再び解任報道が加熱するクーマン監督。引き続き状況に注目が集まっている。